独立記念日2012!夜10時を過ぎて始まった花火と、15秒で終わった花火

今週の水曜日は独立記念日(Independence Day)でした。実は私、平日に祝日を体験するのはこちらで働き始めてから初めて。すごく変な気分でしたが、車で2時間近く離れたジェガーパパのところで独立記念日を過ごすべく、ジェガーさんと思い切って日帰り旅行を敢行しました。

ジェガーさんの友人も一緒に行ったので、お昼前に出て着いたのは午後3時頃。ドライブしていると、あちこちの家の軒先でアメリカの国旗がはためていたり、花火屋さんが出現したりしていました。

Flags on Independence Day 2012

Fireworks tent on Independence Day 2012

※花火屋さんについて

渡米するまで私は知らなかったのですが、アメリカでは基本的に個人でする花火は違法
なんだそうです。州によって基準は異なるのですが、私のいる州は限られた場所以外は違法。限られた場所というのはネイティブ・アメリカン居住区などが多く、カジノがある場所と条件が似ています。

しかも、たとえ花火が許可されているといっても独立記念日のみ、または独立記念日を含む1週間のみ
と指定されているところがほとんど。

そのかわり独立記念日が近づくと、花火を売る屋台やテントが次々にオープンします。

via Okey-dokey. | Are You A Normal Japanese Girl?(2010年7月)

ジェガーパパは今日はジェガーさんのおばあちゃん(grandma)ちで BBQ をするというので、そこに向かうと、ジェガーさんのおじさん(ジェガーパパのお兄さん)の姿も。

アメリカでは独立記念日に家族揃って BBQ をするのが一般的で、この日のディナーもやっぱり BBQ でした。関西では一家に一台たこ焼き器があると言いますが、こちらでは一家に一台 BBQ の機械があると言っても過言ではありません。ジェガーさんのおばあちゃんちの向かいの家でも、家族が集まって BBQ の機械を取り囲んではりました。

BBQ grill on Independence Day 2012

ジェガーさんのおばあちゃんちは高台にあって海に面しているので、夜はテラスから独立記念日の花火を見ることに。ジェガーパパが持ってきた双眼鏡(binoculars)で海の方を眺めていると、海の近くの公園ではすでにたくさんの人が場所取りをしているのが見えました。

でも私たちのいるところは緯度が高いので、夜9時を過ぎてもなかなか日が沈む気配はありません。「確か去年も花火始まったん夜10時過ぎてたよな〜」と私が言うと、「こっちは花火始まったん夜10時半くらいやったで」とジェガーパパ。そういえば、ジェガーパパの住むところは私たちの街よりもさらに北に上がるので、緯度もさらに高かったのでした・・・。

ということで、まだまだ時間があるので、ジェガーさんと友人と散歩に出かけたところ、夜10時前になってきて少しずつ空が暗くなってきました。「そろそろ花火上がるんちゃうん!」と3人でダッシュして家に帰ると、「だから10時半って言ったやん」とのんびりしているジェガーパパ。

結局10時半になってもまだ完全には暗くなっていませんでしたが、だいぶ暗くなったところでいよいよ花火が始まりました。

Fireworks on Independence Day 2012

都市部ほど派手な花火ではありませんでしたが、人混みの中で窮屈になりながら見るのではなく、こうして海に面した家のテラスで、家族そろって眺めるのはなんか落ち着きます。

20分ほどで花火が全て打ち上がり、「あんなに待ったのに、あっという間やったな〜」と言っていると、室内からジェガーさんのおばあちゃんが出てきました。

「まだ花火始まらへんの?」
「えっ・・・おばあちゃん、今花火終わったで」
「・・・」

おばあちゃん、耳が遠くなってきていることを悔いてはりました。

その後ニュースを見ていたら、なんとカリフォルニア州サンディエゴでは、手違いで全ての花火が一度に上がってしまったことが判明。

もはや爆発みたいです。このため、サンディエゴではわずか15秒で花火終了だったそう。

20分で短いと文句を言ってすみませんでした。

追記

(7.13.2012)

サンディエゴの花火ですが、さらに至近距離で撮影した映像がありました。

なんかもう爆発がすごすぎて地面がめちゃ明るくなってます・・・