米大統領選でドナルド・トランプが当選できた理由
8日に行われた米大統領選で世界に衝撃を与えた、トランプ次期大統領の誕生。
大方の予想を裏切ってどうして彼が当選できたのか、出口調査(exit poll)を元に考えてみました。
トランプ時期大統領を選んだ人々
出口調査(exit poll)をチェックしていて気になったいくつかの点。まずは投票者が投票する候補者を決めたタイミングについて。トランプさんに投票した人は、直前に決めた人が多かったみたいです。
また、「相手の候補者に不満があったから」という理由でトランプさんに投票した人の割合も高めでした。
不人気候補同士の争い
今回の大統領選の最大の問題は、「トランプさんもヒラリーさんもどっちも嫌」という人がとにかく多かったことでした。だからみんなギリギリまで迷い、「相手の候補者と比べたらこっちの方がまし」と仕方なく選んだのではないかと思います。
ジェガーさんもギリギリまで「どっちにも投票したくないから今回は投票しない」と言っていたのですが、結局投票していたので、後で「誰に投票したん?」と聞いたらバーニー・サンダース(@berniesanders)さんと言っていました。
なんと、今年5月末に動物園で子どもの命を守るために殺されて物議を醸したゴリラに投票した人も11000人いたようです。
Over 11,000 people voted for Harambe. Harambe is a dead gorilla.
Those 11,000 votes would have saved our country. #ElectionNight— David Leavitt (@David_Leavitt) November 9, 2016
きっと投票すらしなかった人も多かったのではないかと思っていたら、やはり投票率も例年を下回っていました。
動揺するアメリカ
それでもみんな「結局どうせヒラリーさんでしょ」という認識が大きかったのではないかと思います。
だからこそ「どうせヒラリーさんなんだから、反対のトランプさんに投票しよう」「どうせヒラリーさんなんだから、ゴリラに投票しても影響ないだろう」「どうせヒラリーさんなんだから、もう投票に行かなくても良いだろう」という人が土壇場で増えて、蓋を開けたら思ったよりヒラリー票が少なかった、という結果になってしまったのかもしれません。
トランプさんが次期大統領に決まった後、全米各地でトランプさん反対デモが行われていることからも、「えっそんなはずないでしょ」という人々の動揺が感じられます。
実際私もジェガーさんも「結局ヒラリーさんでしょ」と思っていたので、相当動揺しています。
アメリカ、これから一体どうなっていくんでしょうか・・・
アメリカで生きる日本人女性(やまとなでしこ)たちを応援するブログサイト『In Nadeshiko Way』で、ツカウエイゴが紹介されていました!Naoko さん、ありがとうございます!!
Posted by ツカウエイゴ on Wednesday, November 16, 2016