アメリカのクリスマス・ツリーの伝統的な飾り付けといえば?
先週は友人の妹が1週間家に滞在していたのですが、彼女が到着したちょうどその日は、わが家にクリスマス・ツリーがやってきた日でもありました。毎年ジェガーママがどこからともなく持ってきてくれるのです。
今年のツリーは今までで一番大きいツリーで、もみの木の香りがぷんぷんします。
友人の妹にも手伝ってもらって、さっそく飾り付けをしようというということになりました。
するとジェガーさん、「ツリーの飾り付けと言ったら、ポップコーンとクランベリーやろ」
ポップコーンでガーランド(garland)を作るのは、過去に1度したことがあります。
ポップコーンでガーランドも作りました。私はジェガーさんに聞いて初めて知りましたが、アメリカでは普通らしいです。ポップコーンに糸を通して行くだけなのですが、かなり地味な作業で、ジェガーさんと競争することでなんとか作り終えました。木に飾り付けるとまるで雪のように見えます。
via My arm is asleep. | Are You A Normal Japanese Girl?(2009年12月)
でも、クランベリーでガーランドは作ったことがありません。クランベリーもガーランドになるんや!ということで、さっそくどちらも買って、友人の妹と一緒に飾り付けを作ってみることにしました。
まずはポップコーン。電子レンジでポップコーンを膨らませた後、針と糸を取り出して、次から次へと糸に通して行きます。相変わらず地味な作業。ポップコーンなんてまじまじと目にする機会はそんなにないので、友人の妹と「穴が開いてるポップコーンは糸に通すのめっちゃ楽やな」「穴が開いてるポップコーン見つけると、めっちゃ嬉しい」などと言いながら、穴が開いていないポップコーンは真ん中あたりに針を刺してどんどん糸に通して行きます。針の刺し方が悪かったりしてポップコーンが割れると、ぽいぽい口の中へ。めっちゃエコです。
地味な作業は30分以上続き、ついにポップコーンのガーランドが完成しました。気をつけないと全部割れてしまいそうなので、慎重にガーランドの端と端を持ってツリーにセッティングします。
「おー!めっちゃ雪みたい!」
「全然ポップコーンに見えへん!」
ただ、疲れたのでクランベリーのガーランドを作る余裕はなく、その日はポップコーンだけでクランベリーは翌日に持ち越すことにしました。
そして翌日。
「クランベリーやるでー」といって、クランベリーを出すと、ちょっとぶよぶよしたクランベリーがいくつか混じっています。冷蔵庫の中に1日入れておいただけで、ぶよぶよになってきたみたいです。
結局1/3くらいぶよぶよしたクランベリーがあったのですが、残りのクランベリーは無事全部糸に通せました。これも相当地味な作業で、ポップコーンより一粒が小さいので、時間はさらにかかります。結局1時間弱で完成。
ところが、「クランベリーは赤やし、緑のもみの木に映えるやろ〜!」とわくわくしながらツリーに乗せると、思いのほか地味・・・!
ぽかーんとする私の横で、友人の妹が気を利かせてライトを動かし、ライトで赤が映えるようにうまく調整してくれました。気を取り直して、あらかじめ用意しておいたオーナメントを飾り、なんとか豪華なクリスマス・ツリーが完成!
クランベリーもポップコーンも、思ったより馴染んでます。近くで見ないと、ポップコーンもクランベリーもそうとは気づかないほど。
感動してジェガーさんを呼び、「見てー!」と見せると、「おおー!」とジェガーさん。
「あれっ、でもポップコーンとクランベリーって、別々じゃなくてポップコーンの間にクランベリーを挟んでいくんじゃなかったっけ?」
「!?」
口では「クランベリーぶにぶにやったから、ポップコーンがしけたらあかんと思って、別々にしてん」と言いましたが、内心衝撃です。
さっそくビデオを観てみると、ほんまにポップコーンとクランベリーが交互になっていました。
しかも、ポップコーンは1日置いた後のものを使うのがベストだったよう。作った直後だと、失敗してもすぐ食べられるのは利点ですが、手は確かにべたべたになりました。
でも、自分で作った飾り付けをつけたツリーは、愛着が格別です。
アメリカでは、クリスマス・ツリーはクリスマス直後ではなく、翌年1月2日まで飾って処分する家がほとんどなので、それまでツリーを毎日楽しみたいと思います!