「news」は数えられる名詞?それとも数えられない名詞?

ジェガーさんに “I have a news.” と言ったところ、”I have news.” と訂正されてしまいました。

ポイント

以前『「feedback」は数えられる名詞?それとも数えられない名詞?』という記事を書いたことがありましたが、”news” も数えられない名詞なので、”a” をつけることはできません。動詞も “is” と単数系になります。

似たようなところで私が過去に間違えた例としては、”advice” もそう。やはり数えられない名詞なので、”an” は付けられません。私、ついつい付けちゃうのですが、ネイティブは “some” などを前に付けて “I have some advice for you.” などと言っていることが多いです。

補足

先日ジェガーさんと観てきた映画『Tangerine』(日本公開未定)でも、”I got some good news to tell you.(ちょっと良い知らせがあるんだけど)”(0:26)と言っていました。

ハリウッド界隈のトランスジェンダーの売春婦のコミュニティを描くこの映画。上記の2人もトランスジェンダーなんですが、私は最初2人がそうだと全然気がつきませんでした。ストーリーはなかなか強烈で、登場人物もみんな強烈です。

でも、ジェガーさんと私がこの映画を観たいと思った理由の一つは、この映画が全編 iPhone で撮影されたと聞いたから。しかも最新の iPhone 6 ではなく、iPhone 5S で撮影されたそうです。

ショーン・ベイカー監督が語る iPhone 映画撮影のコツは2つ。

  1. 固定させること
  2. レンズがとても小さいため、撮影中はどんなに手ブレしていないと思っていても、大画面に映し出すと若干の手ブレでもかなりクオリティが劣って映るそうです。ちなみに監督が使った三脚は『Tiffen』という会社の『Steadicam Smoothee』というもの。

  3. 音質にはこだわること
  4. 音も iPhone で録画しようとすると、ホームビデオ状態になってしまいます。監督は音はプロのサウンドマンを起用し、後で映像とシンクさせるという手法を取っています。

    実際、映画を観ていた時も、「ああ、確かにこの映像は iPhone っぽいな」と感じることはありましたが、音がとても良いので、後半は映画が iPhone で撮影された事実をすっかり忘れるくらい映画に集中することができました。

    画質にお金をかけなくても、音にはお金をかけろ、というのが映像編集の鉄則です。

  5. いろいろ試してみること
  6. iPhone の良いところは、小さくて使いやすいところ。本格的なカメラ機材ではないからこその使い方、撮影方法が iPhone にはあります。それを徹底的に研究することで、伝統的な映画撮影では実現しにくい構図などを実現させることができるのは iPhone のメリットと言えます。

    個人的には、ハリウッドの日常のやや薄汚い風景に、この iPhone の少し粒の粗い映像がまたとても良くマッチしていたようにも感じました。たとえばこれがニューヨークのオシャレなビル街などだったら、逆にもっと安っぽい映像に見えていたかもしれません。これも監督たちの狙いだったとしたら、恐れ入ります。

監督たちは、iPhone の映像にさらに工夫を加えるべく、『Moondog Labs anamophic adapter』という特殊レンズも活用。このレンズはクラウドファンディングサイトの『Kickstarter』で制作されたものです。

焦点や絞り値、色温度調整などは『FiLMiC Pro』というアプリを使ったそうです。

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プロが「あえて」iPhone を使って撮影することで、iPhone の可能性がまた広がったように思います。