2014年、映画が公開される前に読んでみたい本10選
米時間12日に、待ちに待ったゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)の発表を控え、私は今からわくわくしていますが、一方で今年公開される映画に対する期待もさっそく高まっています。
BuzzFeed に、『16 Books To Read Before They Hit Theaters This Year(今年映画が公開される前に読んでおきたい本16選)』(1.8.2014)という記事が紹介されていたので、「おっ」と思ってチェックしてみました。
16 Books To Read Before They Hit Theaters This Year | BuzzFeed(1.8.2014)
全16冊の中から、私が特に気になった作品を、10冊ピックアップしてご紹介します。
- とらわれて夏(Labor Day)※米1月31日公開 / 日本では2014年ゴールデンウィーク公開予定
- ミケランジェロ・プロジェクト(The Monuments Men)※米2月7日公開 / 日本では2014年4月公開予定
- A Long Way Down
- The Hundred-Foot Journey
- The Giver
- Dark Places
- Gone Girl
- Unbroken
- Wild
- Serena
アメリカには9月の最初にレイバー・デー(Labor Day)という祝日があるのですが、その連休の数日間を描く作品。13歳の息子を持つシングル・マザーが、ひょんなことから逃亡犯の男性と出会い、自宅にかくまうことになります。
映画は『JUNO/ジュノ(Juno)』(2007)『マイレージ、マイライフ(Up in the Air)』(2009)のジェイソン・ライトマン(Jason Reitman)が監督。ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)さんが母親、ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)さんが逃亡犯の男性を演じています。
第二次世界大戦中、博物館職員や歴史家などが集まって結成した “Monuments Men” が、ナチスに略奪された美術品を命を懸けて救出するノンフィクション。
映画では、ジョージ・クルーニー(George Clooney)さんが監督・制作・脚本・主演を手がけています。共演者も、マット・デイモン(Matt Damon)さんやビル・マーレイ(Bill Murray)さん、ジョン・グッドマン(John Goodman)さんなど、実力派揃い。
日本語字幕付きはこちら→ ▶ 映画「ミケランジェロ・プロジェクト」特報(60秒) | YouTube
大晦日にロンドンの自殺名所と言われるトッパーズ・ハウス(Topper’s House)の屋上にやってきた4人の物語が、それぞれの視点で語られる小説。テーマは一見重いですが、重苦しい物語ではないみたいです。
映画には、アーロン・ポール(Aaron Paul)さんやピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)さんが出演しています。
事情があってインドを飛び出し、フランスでインド料理屋をオープンしたインド人一家と、その向かいに位置するフレンチ・レストランのライバル関係を描く小説。
映画では、フレンチ・レストランのオーナーをヘレン・ミレン(Helen Mirren)さんが演じます。監督は『砂漠でサーモン・フィッシング(Salmon Fishing in the Yemen)』(2011)のラッセ・ハルストレム(Lasse Hallström)監督。オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さんとスティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)さんも制作に関わっているそう。
ヤングアダルト向けディストピア(dystopia)小説の先駆けと言われる本作。”コミュニティ” という理想郷が舞台で、12歳になると職業が与えられる「12歳の儀式」を経て「記憶の器(Receiver of Memories)」に任命された主人公は、過去の真実を知る “The Giver” から情報を受けとることになります。
映画はアメリカで8月15日公開予定。ジェフ・ブリッジズ(Jeff Bridges)さん、メリル・ストリープ(Meryl Streep)さんの他、歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんが映画初出演を果たす予定です。
7歳の時に母親と2人の姉妹を殺された主人公。彼女の目撃証言がきっかけで、15歳の兄が逮捕されることになりますが、25年後、有名殺人事件の真相を推理する同好会 “殺人クラブ(Kill Club)” との接触がきっかけで、主人公は事件の真相に迫ります。
映画は、アメリカで9月1日公開予定。クロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)さん、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)さん、クリスティーナ・ヘンドリックス(Christina Hendricks)さんなどが出演予定です。
5回目の結婚記念日に妻が謎の失踪。夫が疑われる中、真相が明らかになっていくというサスペンス小説です。
映画はアメリカで10月3日公開予定。ベン・アフレック(Ben Affleck)さんが出演予定です。
ベルリン・オリンピックにも出場した陸上選手のルイ・ザンペリーニ(Louis Zamperini)さんの実話を描く作品。第二次世界大戦に志願したザンペリーニさんは空軍兵になるものの、乗っていた飛行機が墜落し、47日間にわたって太平洋を漂流します。その後日本軍の捕虜となり、収容所で日本人看守の虐待を受けるように。ザンペリーニさんは現在96歳で、今もご存命です。
映画はアメリカで12月25日公開予定で、監督はアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さん。日本人看守は、ミュージシャンの雅-MIYAVI-さんが演じるそうです。
20代の短期間に、母親を亡くし、離婚も経験したシェリル・ストレイド(Cheryl Strayed)さんが、パシフィック・クレスト・トレイル(Pacific Crest Trail)に沿って1100マイルもの道のりを一人で単独歩行。その経験を振り返る回想録です。
映画は、具体的な公開日は発表されていませんが、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)さんが主人公を演じるみたいです。
1930年代、新婚夫婦が木材ビジネスで成功しようとノース・カロライナ州に移住してくるものの、やがて夫に隠し子がいたことが判明。不妊症の妻は、息子を殺すことを企て・・・。
この映画も具体的な公開日は発表されていませんが、新婚夫婦はジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)さんとブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)さんが演じるそうです。この2人、これまで『世界にひとつのプレイブック(Silver Linings Playbook)』(2012)、『アメリカン・ハッスル(American Hustle)』(2013)で共演しているので、これで3度目ですね!
というわけで、ノンフィクション好きの私としては、『The Monuments Men』が最も気になります。でも、『Unbroken』も気になります!
元記事では16冊紹介されています→ 16 Books To Read Before They Hit Theaters This Year | BuzzFeed(1.8.2014)