映画『ラ・ラ・ランド』をもっと楽しむ3つのポイント

今年の第89回アカデミー賞で史上最多に並ぶ14部門ノミネートを達成したことで注目されている映画『ラ・ラ・ランドLa La Land)』(2月24日日本公開予定)。

私は元日に映画初めとしてこの作品を観ましたが、とても良かったです。そこで、日本公開に先駆けて、この『ラ・ラ・ランド』をもっと面白く観るポイントを3つピックアップしてみました。

 

ミュージカル映画のオマージュに満ちた『ラ・ラ・ランド』

 

この作品は、デイミアン・チャゼル(Damien Chazelle)監督自身が好きだったという昔のミュージアル映画を意識して作られていると言われています。私自身ミュージカル映画が大好きなので、観ていていろいろ思い出す映画があってたまりませんでした。

どのシーンがどの映画のオマージュになっているかは、以下の動画がとてもわかりやすいです。映画を観る前に観ても、映画を観てから確認テストをしても良し。

 

ライアン・ゴズリングのピアノは本物

 

ラ・ラ・ランド』はキャストもぴったりで、ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)さんがジャズ・ピアニスト、エマ・ストーン(Emma Stone)さんが女優の卵という設定なのですが、ライアン・ゴズリングさんが本当にピアノを弾いていてびっくり。3ヶ月間毎日4時間練習したそうです。

ラ・ラ・ランド』の音楽監督は、映画『ムーランルージュ(Moulin Rouge!)』の音楽監督も務めたマリウス・デ・ヴリーズ(Marius De Vries)さん。もともとライアン・ゴズリングさんはそんなにピアノが弾ける方ではなかったみたいですが、一流のピアノ訓練を経て、見事に製作陣を驚かせるほどの立派なジャズ・ピアニストとへと変貌しました。

“What you see on the screen is 100 percent Ryan’s hands and body and performance. We had a hand double as insurance, but that poor hand double sat in his trailer all day because he wasn’t called upon once.”

(映画の演奏は100%ライアンの手と体の動きです。一応手の代役も用意していたのですが、彼が呼ばれることは一度もありませんでした。)

Inside the Magic of ‘La La Land’ with Music Director Marius De Vries

 

デミアン・チャゼル監督のジャズ愛

 

チャゼル監督はまだ32歳。実は長編デビュー作『Guy and Madeline on a Park Bench』(2009)もミュージカル映画だったりします。

映画『ラ・ラ・ランド』がとても気に入ったので、デイミアン・チャゼル監督の長編1作目を、ジェガーJr.を寝かしつけた後ジェガーさんと観てみました。

なんと、この長編デビュー作『Guy and Madeline on a Park Bench…

Posted by ツカウエイゴ on Saturday, February 4, 2017

Variety 誌の記事によると、チャゼル監督のジャズ愛はお父さんから受け継がれたものだそう。

“He was a jazz obsessive and made sure that I listened to it,” he added. “I have such respect for jazz musicians.”

(彼はジャズ狂で、私にも聴かせていました。ジャズ音楽家たちに対する尊敬の念はとても大きいです。)

‘La La Land’ Director Damien Chazelle Shows His Love for Jazz | Variety

チャゼル監督自身、ジャズドラムをしていて、それなりの腕前だったようです。映画『セッション』を観た時に、この映画はドラマーでないと作られないのではないかと思っていたので、すごく納得です。

セッション』もドラマティックでしたが、『ラ・ラ・ランド』もドラマティック。よくあるラブストーリーかと思いきや、最後の最後がかなり良かったです。一回観たら、もう一回観たくなる映画です。実際、ジェガーさんは2度鑑賞。私ももう一回観たい!

とりあえず『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックを聴きまくって脳内リピートしています。

アーティストVarious Artists
カテゴリ:サウンドトラック(全15曲)
リリース:2016-12-09
レーベル:℗ 2016 Interscope Records
価格1,600円

 

 

ジェガーママが Facebook で面白いものをシェアしていたので、シェア。"sake comes in a milk carton" だそうです・・・確かに。個人的には "Tanuki Sake" というネーミングも気になります。

Posted by ツカウエイゴ on Wednesday, February 22, 2017