服屋さんで試着をしようと思って順番を待っていたら、出てきた人から “It’s all yours.” と言われました。

ポイント

“It’s all yours” は、日常生活でよく使われています。

英語での辞書や解説がちょっと見当たらなかったのですが、「気兼ねなく使ってください」というニュアンスがあります。

つまり、試着室から出てきた人は、「どうぞ（ご自由に）」と言っていたのでした。

補足

先日ジェガーさんと観てきた映画『マイティ・ソー／ダーク・ワールド（Thor: The Dark World）』（日本は2014年2月1日公開予定）の予告編でも、大きなモンスターが現れた時に、ソー（Thor）の仲間が “All yours.（お好きにどうぞ）”（2:17）と言っていました。

私はすっかり『マイティ・ソー』が公開されることを忘れていたのですが、アメコミヒーロー大好きなジェガーさんはきちんと公開日を覚えていて、公開されるやいなや「観に行くでー！」

予告編を観た段階ではジェガーさんも私も全然期待していなかったのですが、映画のレビューが意外と好評価を集めていたこともあって、映画を観に行く途中のジェガーさんは結構興奮していました。

そして映画館について、チケットを買おうとしたところ、チケット売り場の兄ちゃんから「エンドロールではおまけ映像が2つあるので、最後の最後まで席を立たないことをおすすめします」という貴重な情報をゲット。

マーベル映画では、エンドロールの後におまけ映像が流れることが通例となっていて、ファンは絶対最後まで立ちません。ところが、去年『アベンジャーズ（The Avengers）』を観るまでは、おまけ映像は1回であることが多く、『アベンジャーズ』を観に行った時にエンドロールの途中でおまけ映像を目にしたジェガーさんと私は、安心して帰ってしまったのです。

その後、「『アベンジャーズ』はエンドロールの後にもう1個おまけ映像があった」ことが発覚し、ジェガーさん痛恨のミス！

あの時のジェガーさんは、本当に心底悔しがってはりました・・・

詳細→ マーベル映画鑑賞をさらに楽しむ！「スタン・リーを探せ」

それ以来、マーベル映画を観る時は何がなんでも最後まで椅子に座るようにしていたのですが、今回はあらかじめチケット売り場の兄ちゃんから有益な情報をもらえたので安心です。

『マイティ・ソー／ダーク・ワールド』は、『アイアンマン3（Iron Man 3）』（2013）と同様、映画『アベンジャーズ』の続きから始まります。ソーがナタリー・ポートマン（Natalie Portman）演じるジェーンと地球で再会する時に、ジェーンが「ニューヨークにいるの、テレビで観たで！」と言っていて、「えっ、ニューヨーク？」と一瞬思ったのですが、確かに『アベンジャーズ』の舞台はニューヨークでした。ジェーンは『アベンジャーズ』には全く登場しなかったのですが、どうやらあのアベンジャーズの戦いをテレビで観てたみたいです。

たぶん、このシーンは『アベンジャーズ』を観ていなかったら理解しづらいシーンの一つなんじゃないかなと思いますが、いちいち説明せずに「関連映画は観てて当然」という前提で進められているところがファンにはたまりません。

アベンジャーズの仲間が友情出演していたり、マーベル・ヒーローの生みの親であるスタン・リー（Stan Lee）さんも期待を裏切らずにカメオ出演していたりと、相変わらずファン・サービスに長けています。

スタン・リーさんについて→ マーベル映画鑑賞をさらに楽しむ！「スタン・リーを探せ」

もはや一般人向けというより、ファンに向けて映画を作っているんじゃないかと思うほど。

来年は『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー（Captain America: The Winter Soldier）』）が待っていますし（2014年4月4日全米公開予定）、2015年には『アベンジャーズ2』も控えています。

なんだかマーベルに「どこまでついてこれるか」を試されている気がしてなりません。

ちなみに、アメリカでは、『アベンジャーズ』に出てくるヒーローたちを管理する架空の秘密組織 “S.H.I.E.L.D.” を舞台にしたテレビドラマ『Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.』も今年スタート。『アベンジャーズ』では脇役で出演していた S.H.I.E.L.D. のフィル・コールソン（Phil Coulson）捜査官が主役で、ヒーローたちは登場しませんが、サミュエル・L・ジャクソン（Samuel L. Jackson）演じる長官ニック・フューリー（Nick Fury）はエピソード1に出てきます。

ストーリーも『アベンジャーズ』などとつながっているということで、ジェガーさんも大の楽しみにしていたのですが、初回と2回目がいまいちだったらしく、残念ながら今は観てはりません。

世間的にも評価が分かれているのですが、ジェガーさんは「演出がちゃっちすぎる・・・」と、相当ショックを受けていました。

ちなみに、ジェガーさんは『マイティ・ソー／ダーク・ワールド』に対しても、「まあ、悪くはなかったかな」という反応。

私のようなにわかファンと違って、真のファンは厳しいです・・・