早いものでジェガー Jr もまもなく生後8か月を迎えようとしていますが、6か月検診の時に驚くことがありました。「もう離乳食は始めていますか?」と聞かれ、「はい」と答えたところ、「まさかお米をあげていませんよね?」と言われたのです。
「えっ、お粥あげてますけど・・・」
「だったらなるべくやめてください」
「!?」
聞くと、なんと今年の4月に FDA(食品医薬品局)が乳児用ライスシリアル規制の勧告を出したとのこと。ライスシリアルだけでなく、お米自体もできれば離乳食で避けてほしいとのことで、すぐプレスリリースを読んでみました。
問題は無機ヒ素
どうやら無機ヒ素(inorganic arsenic )が懸念されているようです。
私は出産するまでアメリカの一般的な離乳食についてよく知らなかったのですが、アメリカではライスシリアルが最も一般的だそうです。
オート麦や大麦、マルチグレインの摂取を推奨
FDA は、ライスシリアルだけに頼るのではなくオート麦(oat)や大麦(barley)、マルチグレインなども取るよう勧めています。
FDA の調査によると、2014年に売り場から集められた幼児用ライスシリアルのサンプルのうち、47%が基準に引っ掛かったとのこと。ただし、そのうちのほとんどはわずかに基準値を上回る程度ということで、しばらくすればまた無機ヒ素対策された米が出回りそうです。
<プレスリリース全文> Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal
ヨーロッパでも勧告
記事中でも少し触れられていましたが、ヨーロッパではアメリカよりひと足早く勧告が出ています。
いやはや、妊娠中和食にはまって毎日米ばっかり食べていた私にとっては、かなりショックの大きい話です。日本人の食文化を否定されたような気すらします。
ただ、出産してから「母乳に良いらしい」という理由で毎朝オートミールを食べていたので、とりあえず翌日からオートミールを取り分けてブレンダーで食べやすくし、おかゆの代わりにあげるようにしました。自分の朝食の用意のついでに準備できるので、楽っちゃ楽です。
離乳食が始まる前は「離乳食はこうするべき」というような考え方にとらわれていたところもありましたが、その考えを改めさせられたことで、意外と気は楽になったかもしれません。
マイペースに離乳食進めていこうと思います。