【アメリカで出産】妊娠糖尿病(gestational diabetes)の検査を受けてきました
妊娠28週目の定期検診で、妊娠糖尿病(gestational diabetes)の検査がありました。
妊娠糖尿病とは?
妊娠糖尿病とは、妊娠中に発見される糖代謝異常のことです。
妊娠糖尿病のリスクとしては、高血圧や、巨大児などが挙げられています。巨大児になると、帝王切開(C-section)になる可能性もあります。
妊娠糖尿病の検査とは?
写真のグルコースドリンクを飲み、1時間後に採血して血糖値を測ります。レモンライム味で、飲んだら微炭酸ジュースのような感じでした。
アジア人は要注意
この検査は、なぜかアジア人が引っかかりやすいとのこと。私も担当の産婦人科医(OB/GYN)から「当日は甘いものはもちろん、白米や麺、フルーツも食べないように」と注意されていたのですが、気をつけていたにも関わらず、まんまと検査に引っ掛かってしまいました!
アメリカ産婦人科学会雑誌(American Journal of Obstetrics & Gynecology)がカリフォルニア州の14万人の妊婦を対象に行った調査によると、妊娠糖尿病の割合が最も高かったのはアジア人妊婦で、7%だったそうです。次いでネイティブ・アメリカンの妊婦(5.6%)、ラティーノ系妊婦(5%)と続き、最も低かったのは白人または黒人の妊婦の3〜4%でした。
さらに父親がアジア人またはヒスパニック系の場合も、父親が白人の場合と比べて女性が妊娠糖尿病になる危険性がそれぞれ41%と29%高くなったそうです。
父親の人種や民族性が関係する理由としても、母親や父親の遺伝子が胎盤(placenta)のホルモンに対する影響が挙げられています。
この検査に引っ掛かったら、今度は3時間の検査を受けなくてはいけません。1回目で引っかかったら2回目も引っかかりそうな気がしてめちゃくちゃ憂鬱です。
いざ、再検査
私の再検査はなんとクリスマス・イブだったのですが、1回目の検査と違って今度は「朝から何も食べないように」と言われ、お水も飲めないことに。
グルコースドリンクも、前回は50グラム入りでしたが、今回は倍量の100グラム入り。もう、甘すぎてぶっ倒れそうになりました。5分以内に飲まなければならないので、我慢して飲み干しましたが、後味も最悪です。
しかも今回の検査は、ドリンクを飲む前、ドリンクを飲んで1時間後、2時間後、そして3時間後に計4回も採血をしなくてはいけません。なんで聖なるクリスマス・イブに病院でこんなに採血しなあかんねん・・・
それでも、「再検査に引っ掛かったら次は食事療法が待っている」と聞いて必死に。妊娠してから前よりも和食を食べるようになっていましたが、あいにくサンクスギビングから自分の誕生日にかけて甘いものを食べる機会が多く、最近はホリデー・パーティー続きでカロリー過多にもなっていたので、本当タイミング悪すぎです。
4回採血した後、「結果いつ出ますかね?」と聞くと、「明日には出ると思います」とのこと。でも実際にはその日のうちに病院から連絡が来て、メッセージをおそるおそる開封すると、見事検査パスでした!
いや〜ほっとしました。ほっとしすぎて、逆に甘いものを食べる気が失せました。
妊娠糖尿病とは診断されなかったものの、1度目の検査に引っ掛かったことで改めて食事を見直す良い機会が得られたので、残りの妊娠期間は調子に乗って甘いものを食べ過ぎないようにしたいと思います。