「feedback」は数えられる名詞?それとも数えられない名詞?

ジェガーさんに英語の文章をメールで送って感想をもらい、 “Thank you for your feedbacks.” と書いたところ、「”feedback” は数えられない名詞です」というフィードバックをもらってしまいました。

ポイント

“feedback” は数えられない名詞(不可算名詞)なので、常に単数系で書きます。

以前、iKnow! ブログでも『あなたはいくつ当てはまる?英語学習者に多い英語表現の間違い17個 | iKnow! BLOG』という記事を書きましたが、”information” もこのタイプです。

× Thank you for all the informations.
◯ “Thank you for all the information.”

“information” は不可算名詞なので、あれこれ情報を教えてもらっても、お礼を言う時は “Thank you for all the information.” と言うのが正しいです。また、情報が欲しい時なども、”Can you give me an information?” と聞くのではなく、”Can you give me some information?” と聞きます。

via あなたはいくつ当てはまる?英語学習者に多い英語表現の間違い17個 | iKnow! BLOG

補足

先日、『「アンケート」は英語で何と言う?』という記事でライターのイベントに行ったことを書きましたが、紹介してくれたヴィクトリアさんという女性にお礼メールを送った時にも、返事の中にこう書いてありました。

Did you get a chance to check out my blog? I’d love to hear your feedback.

(私のブログ読んでくれた?よかったら感想聞かせて!)

今や書くことが好きな人はみんな自分のブログを持っている気がします。国境を越えてブログトークができるのはちょっと嬉しいです。そんなヴィクトリアさんがライターのオープン・マイクに出ると聞いて、先日見に行ってきました。

オープン・マイク(open mic)とは、誰でもステージに立って自分の芸や作品を発表できるイベントのこと。映画などを観ていても、コメディアンの卵などがバーのオープン・マイクに参加してコメディを披露しているシーンなどがよく見られます。

via 「アンケート」は英語で何と言う? | ツカウエイゴ

会場はこぢんまりとしていて、マイク付きの台が用意されていました。司会の人が、まず始めにオープン・マイクのルールを説明します。
open mic
「持ち時間は一人5分まで。5分を超えたら私がベルを鳴らしますので、その時話している一文を話しきった時点で止めてください。発表する人には紙に名前を書いてもらっていますが、発表が終わったらその人が次に発表する人をくじで決めます。では、まず最初の発表者は私が引きましょう」

そういって司会者は、紙がいっぱい入った透明の容器に手を入れて、一枚引き出しました。名前を呼ばれた人は前に出て、すぐに作品を発表し始めます。若い男の人でしたが、ケータイで書いたという短編2編を発表していました。スマートフォンを見ながらの発表で、めちゃ現代的です。

次の人はおじさんで、その人もノートパソコン持参でした。次の人もパソコン、その次の人はタブレット・・・という感じで、次から次へと現代的な人ばかりです。

一人、紙に書いた文章を読んだおばあちゃんがいましたが、あとはほぼ全員電子機器で文章を書いていました。

私はヴィクトリアさんと同じテーブルに座って様子を眺めていたのですが、若い人も多くて、刺激を受けまくり。みんなが雰囲気に慣れて行くにつれ、発表にも熱が入るようになり、身ぶり手ぶりを交えたり、抑揚をつけながら面白おかしく読んだりする人が増えてきました。一人また一人と発表するにつれて、確実に発表のレベルが上がっています。

ふとヴィクトリアさんの方を見ると、すっかりかちかちになってはりました。なんか唇が動いているので、注意して動きを追うと、「早く名前呼ばれて欲しい・・・」と言ってはります。私もだんだん緊張。

でも、ヴィクトリアさんの名前はなかなか呼ばれません。ますますかちかちになるヴィクトリアさん。全然関係ない私もかちかちに。ついに、容器の中の紙は残り2枚になりました。

「呼んで〜!」と口パクで叫ぶヴィクトリアさん。名前を呼ばれたのは、ヴィクトリアさんの隣で同じようにかちかちになっていた、ジェントルマンでした。ヴィクトリアさん、トリ確定です。

でも、ヴィクトリアさん、やってくれました。披露したのは、自身の経験からフェミニズムについて考察したエッセイだったのですが、ユーモアたっぷりで大爆笑。会場から笑い声が聞こえるにつれ、ヴィクトリアさんの語りもどんどん勢いを増し、最後は素敵な拍手に包まれました。

戻ってきたヴィクトリアさんは、「すごい!思ったより、ずっと楽しかった!」とご満悦。すぐにヴィクトリアさんのまわりに「すごく良かったです!」と何人かが寄ってきました。その中には男の人もいて、ヴィクトリアさんびっくり。

「女の人に向けて書いたつもりやったから、男の人の心にも刺さるとは思わへんかった!ああ、やっぱり良い経験ができた!」

全員の発表が終わった後、休憩を挟んで交流会、となる予定でしたが、ヴィクトリアさんは小さなお子さんがいるので帰ることに。「一緒に帰るなら送っていくで」と言われたので、「じゃあ、お言葉に甘えて」と言うと、「バイクの二人乗りとかしたことある?」

「えっ、ヴィクトリアさん、バイクで来はったんですか?」
「うん」
「私、バイクの二人乗りしたことないです」
「めっちゃおもろいで」

というわけで、ちゃっかりバイクの二人乗りデビューもしちゃいました。バイクに乗っている間、「Riho も絶対何か発表したらええで!」と言われたので、ちょっと考えてみたいと思います。