がっかりした時などによく使われる「bummer」の意味とは?

毎年恒例で、年末に地元の映画館にジェガーさんと『素晴らしき哉、人生!(It’s a Wonderful Life)』(1946)を観に行った時のこと。

Obama on the Daily Show with Jon Stewart

「5時と7時半の2回上映やから、5時の回を観に行こう」というジェガーさんの提案で5時に行ったところ、なんと映画館が閉まっています。入口の貼り紙を見ると、その日に限って7時半の上映のみとなっていました。

呆然とする私たち。

私が「ありえへん!」と言うと、ジェガーさんが隣で “What a bummer!” と言いました。

ポイント

“bummer” は、がっかりした時に言う言葉です。

bummer | Macmillan Dictionary

bummer: something that is annoying or disappointing

(気に障ること、あるいはがっかりすること、という意味なんですね!)

つまりジェガーさんは「最悪やー!」と言っていたのでした。

補足

今回、この “bummer” という表現を取り上げようと思ったのは、シリコンバレーの方から以下のメッセージをいただいたのがきっかけでした!(以下、ご本人の了解を得て引用)

ホリデーシーズンのこの時期、
オンラインショッピングでその物の評価文(口コミ・ランク付け)をよく見てます。
書き込んでいる人が殆どネイティブだと思われるので、
ここでの表現が日常生活でも使えて参考になっています。

最近は、Bummer!
英語ではI’m shocked とはあまり言わず、
I’m disappointed とか Bummer の方が使われると知りました。

これ、私もアメリカに来て気づきました。確かに、”I’m shocked to hear that.(それを聞いてショックです)” などと言うことはあっても、「うわー、ショック!」という時に “I’m shocked.” という言い方はあまり聞かないように思います。そういう時は、”I’m disappointed.” や “Bummer.” が確かに多いです。

ちなみに “bummer” と言えば、一時期流行った言い方で “Thanks, Obama.” という言い方があります。

“bummer” と “Obama” の “bama” の部分の発音が似ているため、誰かが嫌なことがあった時に “Thanks, Obama.” と言うようになったのです。

ネットで流行したネタを紹介する Know Your Meme によると、もともとは2009年に保守的政治ブログで “Thanks, Obama.” という言葉が嫌みを交えて使われた後、その言葉が独り歩きして、政治と全然関係ない個人的なことにも “Thanks, Obama.” が使われるようになったそう。

ジェガーさんと私もはまって、水をこぼした時やバスに乗り遅れた時など、一時期 “Thanks, Obama!” と言いまくっていました。オバマさんにとっては、えらい迷惑な話です。

というわけで、メッセージをいただいたおかげで、”bummer” について紹介できて嬉しいです。この場をお借りして改めてお礼申し上げます!

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