Amazon Go は未来のコンビニだった
昨年、社員向けに「β版」がオープンし、「レジがない」と話題になっていた Amazon Go。
1月22日、ついに一般公開されたので家族で行ってきました!
Amazon Go への入り方
Amazon Go に入るためには、まず Amazon Go のアプリ(無料)をダウンロードする必要があります。
ダウンロードしたら、Amazon のアカウントでログインします。
あとはこの画面を下にして、入り口でスキャンするだけ。
なんですが、Amazon Go のすごいところは、ゲストも同伴できるところ。ゲストはアプリをダウンロードする必要はなく、スキャンして通してあげるだけで、ゲストの会計も全部アプリに集計されます。
Amazon Go で買えるもの
中は正直、日本のコンビニと大差ありません。
でもよく見ると、シアトルの有名店・人気店の商品がいっぱい!地元愛を感じます。
サンドイッチやサラダは、店内で作られていて新鮮。
個人的には、30分で準備できるという “ミール・キット” も気になりました。1箱で2人分。
レジがないので、店内には「カゴ」もないのですが、店には茶色の紙袋とオレンジの布製の袋があり、ほとんどの人はオレンジの袋に商品を詰めていました。
このオレンジの袋、お土産にもなりそうです。
Amazon Go でイートイン
商品を選んだら、あとはゲートを出るだけ。
店の横にはちょっとしたイートインコーナーもあって、買った商品をその場で食べることもできます。
イートインコーナーには電子レンジ、フォークやスプーン、水など、一通り揃っていました。
食べている間に、ふとアプリを見ると、レシートが届いているのを発見。私だけならまだしも、家族が選んだ商品もしっかり清算されているのは、本当に驚きです。
Amazon Go の仕組み
公式サイトの説明によると、なんと自動運転車と同じ技術が使われているそうです。
Our checkout-free shopping experience is made possible by the same types of technologies used in self-driving cars: computer vision, sensor fusion, and deep learning. Our Just Walk Out Technology automatically detects when products are taken from or returned to the shelves and keeps track of them in a virtual cart.
(この “レジなし” の買い物体験は、コンピュータ・ビジョンやセンサー技術、ディープ・ラーニングなど、自動運転車と同じ技術によって実現しています。商品が棚から取られたり、棚に戻されたりすると、”Just Walk Out Techonology〔そのまま外に出るための技術〕” が自動的に認識し、仮想カートで管理します。)
まず、コンピュータービジョンはスマホをかざして入店してきた人物を特定する。店内でも、客がどこにいて、どんな商品を手に取ったか、また戻したかといったことを認識する。複数の人物の手が棚に伸びていても、肌のトーンなどから個人を識別することができるという。
同時にマイクも設置されているものと考えられる。客の動きや商品を取り上げたことなどが、音でも認識できる。また棚には重量計や赤外線センサーが統合されていて、商品が取り出されたかどうかが、ここでも確かめられるようになっている。
商品は、すべてパッケージ化されており、RFIDタグ(無線電子タグ)がそれぞれに付けられているという見方もある。RFIDタグがあれば、商品が動いたり客が店を出たりする際に、受信機が信号をキャッチして、購入されたかを把握する。
これらに加えて正確さを補強するのが深層学習だろう。客の動きや買い物行動からパターンを学習する。あるいは、その客のこれまでの購買履歴からリアルタイムで現在買い物している商品を特定するためにも、アルゴリズムが役立つはずだ。
実際、店内の天井を見るとアホほどカメラが設置されていて、めっちゃ監視されている気分になりました。
Amazon Go は週末は開いていないのですが、平日はシアトルでは比較的遅く、午後9時まで空いています。実は私たち、週末に一度訪れたのですが、閉まっていて「がーん」となったので、平日の仕事帰りに出直しました。
今後、LA など他の都市でも展開していくみたいです!
Amazon plans to open as many as six more cashierless Amazon Go stores this year – Recode