ビートルズの歌『We Can Work It Out』で耳にした「fuss」の意味とは?

先日、久しぶりにジェガーさんとけんかをして、家を飛びだしました。家を飛びだす時は、たいていパソコンや本を持ってお決まりのカフェに入り、時間をつぶしながらしばらく頭を冷やすことにしています。

ジェガーさんと私は2人とも家で仕事をすることもあるので、24時間一緒という状況は往々にして起こります。

普段は別に全然気にならないのですが、けんかすると時々離れたくなるのが人情・・・

そんな時、昔はジェガーさんが家を出ていっていましたが、最近は私が本やらパソコンやらを持ってカフェに行くようになりました。

けんかをしている時は気持ちが高ぶっているので、でかける時はあれもこれも鞄につめて「今日こそカフェが閉まるまで帰らへんで!」という雰囲気をかもしだしながら鼻息荒くカフェに向かうのですが、お気に入りのカフェに着いて気持ちが落ち着いてくると、だいたいすぐ家に帰りたくなってきます。

でも、もう飲み物も注文してるし、そんなにすぐ帰ってもジェガーさんがまだ怒っているかもしれません。それでしばらくカフェで過ごすのですが、そのうち今度はだんだん何で自分がそもそもカフェに来たのかを忘れてきて、ふと携帯を見ると「晩ご飯もうすぐできます」というメールが来ていることも。そこまでくると我慢できず、ダッシュで家に帰るというパターンが多いです。

via Party of two | Are You A Normal Japanese Girl?(3.31.2012)

今回家を飛びだした時はブログを書いている最中だったため、私はカフェでもんもんとブログ執筆に集中していました。するとジェガーさんから電話が。まだあまり頭が冷えていなかったので、ふんと思い、私は電話に気づいていないふりをしました。

でも、着信があるとやっぱりちょっと気になります。しかも、携帯をちらっと横目で見ると、なんか留守番メッセージ(voicemail)が入っています。メッセージだけこっそり聞いてみることにしました。

すると、なんと録音されていたのはジェガーさんのメッセージではなく、この曲。

明らかに自分のパソコンの iTunes か YouTube か何かの音源を、そのまま留守電に録音している様子がします。ビートルズの曲はもう何度も聴きまくっていますが、改めて電話越しに耳にしてみると、”Life is very short, and there’s no time for fussing and fighting, my friend.” というところが気になりました。

ポイント

“fuss” は名詞で使われると「大騒ぎ」などの意味になりますが、ここでは動詞で「くよくよする」という意味で使われています。

fuss | Macmillan Dictionary

  1. to behave in a way that shows you are nervous or worried, especially about unimportant things
  2. to touch or handle something continuously in a nervous way

(”about unimportant things” ということで、特にくだらないことにあれこれ神経を使うというニュアンスがあるんですね!)

つまり、「人生はめちゃ短いから、しょうもないことでくよくよしたり、争ったりする時間はないんや」という歌詞だったんですね〜

補足

ということで、この歌を電話越しにじっと聴いていた私。”Life is very short…” というくだりで、パソコンを閉じて立ち上がりました。

ほんまに人生がもったいないわ!

でも、そこでふとまた思い直して着席。帰宅する前に、私もジェガーさんに一歌送ろうと思ったのです。

ビートルズで来たから、やっぱりビートルズで返したいな・・・
The Beatles
結局、私が選んだのは、無敵の『All You Need Is Love』。ジェガーさんと同様、留守電に残しました。

その後、”All You Need Is Love” を歌いながら家に帰ったら、ジェガーさんも家で “All You Need Is Love” を歌ってました。