「ボール紙、厚紙」は英語で何と言う?
我が家は、朝忙しい時はシリアルが多いです。私はどちらかというとグラノーラ派なんですが、ジェガーさんが好きなのは、このチェリオ(Cheerios)。
そのため、ジェガーママもよくチェリオを買ってきはります。が、先日 COSTCO(@CostcoTweets)で買ってきたというチェリオはなんと、もともとおっきい箱が2箱くっついてさらにおっきくなっていました。
箱のてっぺんを見ると、”Why 2 Boxes?” と書かれています。
“Why?” と思いながら “PEEL HERE(ここをめくってください)” というところをめくると、理由が書かれていました。いっぱい理由あります。
この中で、”LESS CARDBOARD” という表現が気になりました。
ポイント
“cardboard” は「ボール紙、厚紙」という意味です。
cardboard: stiff thick brown paper, used especially for making boxes
(「段ボール箱」は “cardboard box”、「厚紙一枚」は “a sheet of cardboard” となります!)
というわけで、「ボール紙の使用料が1箱の時より少ない(※シリアル1パウンドに対する量を基準にして)」と書かれていたのでした。
他には「貯蔵しやすい(Easier to STORE)」「そそぎやすい(Easier to POUR)」などが書かれています。「Great CLUB VALUE you expect!」は私はよく意味がわからなかったのですが、おそらく COSTCO 会員のことだろうということで、「COSTCO 会員ならではのお得感!」と書かれているものと思われます。
補足
というわけで、チェリオはたいてい家に常備されているのですが、そんなチェリオが先週ちょっくら話題になりました。
きっかけはこの CM。
一見するとなんてことない普通の日常風景を映しているようですが、この家族設定に対するたくさんの反発コメントが YouTube のコメント欄に寄せられ、炎上したのです。
チュリオ側は CM を発表した翌日に YouTube のコメント欄を閉鎖。現在コメントを読むことはできませんが、Adweek(@Adweek)の記事『It’s 2013, and People Are Still Getting Worked Up About Interracial Couples in Ads』によると、ナチスや穴居人(troglodyte)、人種虐殺に触れた過激なコメントが見られたそうです。
彼らにとっては「異人種間で結婚した夫婦」という設定が気にくわなかったのだと思いますが、チェリオの消費者はポジティブな反応を示しているとチェリオ側は伝えており、
At Cheerios, we know there are many kinds of families and we celebrate them all.
(私たちはさまざまな家族がいることを知っています。その全ての家族を私たちは祝福します。)
と語っています。
ちなみに、ジェガーさんと私も異人種間で結婚した夫婦ということになりますが、ワシントン・ポスト紙(@washingtonpost)の記事『Backlash greets Cheerios ad with interracial family』(2013年5月)によると、異人種間で結婚した夫婦はここ10年で28%上昇し、2000年は全夫婦のおよそ7%を占めていたのに対して2010年には10%まで占めるようになっているとのこと(2010年米国勢調査より)。
このことからも、一部の人が騒ぐ、騒がないにせよ、今後こういった広告は一般化していくのだろうと私は思っています。