弱点が自覚できる!?英語の発音を分析してくれる iOS アプリ「SpeakAP」

先日、以下のツイートをしたのですが・・・

SpeakAP 2


ツイートをしたあとやっぱり気になって、アプリをダウンロードしてみました。(私は iOS アプリをダウンロードしましたが、アンドロイドアプリもあります。)

無料
(2013.05.13時点)
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ツイートで紹介されていた CNETの記事では「450円」と書いてあったのですが、ダウンロードしたら無料だったので、ちょっと得した気分。さっそく起動してみます。
SpeakAP 1
一番上の “How to use” で、まずは使い方をチェックします。クリックすると “avocado” が出てきました。
SpeakAP 2
右上のインストラクションによると

  1. “avocado” の右横にある赤い音声マークをクリックして発音を確認
  2. 赤い録音ボタンを押して自分の発音を録音し、もう一度ボタンを押してストップ ※発音の前後に0.5秒ほどの間を入れること
  3. 緑の再生ボタンで自分の発音を確認
  4. 青の分析ボタンで自分の発音を分析 ※ちゃんと録音されていない場合はエラー表示が出るので、ステップ2からやり直し

とのこと。

分析ボタンの下にある分析画面は左右にスワイプできるようになっていて、全部で5画面あります。

  1. Waveform plot
  2. SpeakAP 2
    横軸は時間、縦軸は声の大きさ。上には “avocado” の発音記号が区分されていて、各発音記号にどれくらいのアクセントや時間を置いているかがわかるようになっています。

    私の例でいくと、私は全体的に声がちょっと小さめです。1回目やったので、若干緊張しました。さらに細かく見ると、”avocado” の “kah” は、もっとはっきり発音すべきなのに、私は “kah” も “doh” も同じくらいのアクセントで話していたことがわかります。

  3. Score
  4. SpeakAP 4

    • Speaking rate match(SRM)
    • 発声速度が手本と合っているかどうかをチェックします。私の “avocado” は大体合っていたみたいです。

    • Articulation match(AM)
    • 発音の明瞭性をチェックします。まあまあはっきり言えていたみたいです。

    • Energy match(EM)
    • 最後に、アクセントをチェックします。これは私いまいちです。やはり “avocado” の “kah” をちゃんと強調していなかったからでしょうか。

  5. Energy plot
  6. SpeakAP 5
    横軸は時間、縦軸は声の大きさ。母音の方が強く発音されるそうで、お手本例では奇麗に “v” のところだけボリュームが下がっています。私の場合はややうねっていて不安定ですね・・・

  7. Pitch plot
  8. SpeakAP 6
    横軸は時間、縦軸は声の高さ。私の声、高いですね。

  9. Pitch plot
  10. SpeakAP 7
    これはイントネーション(抑揚)を表しています。まあまあ・・・かな。

ということで、結構細かく分析できます。

一番最初の画面の「分析」項目に進むと、分析できる単語がアルファベット別に区分されてずらーっと並んでいます。
SpeakAP 8
ここで分析してある程度理解したら、一番最初の画面の「練習」項目でひたすら練習する、という流れになっています。「分析」項目と「練習」項目にある単語は異なるので、単語の総数は結構多いです。「練習」では “score” だけ確認することができます。
SpeakAP 9
私はまだ全部の単語はチェックしていませんが、いくつか試してみて、”although” と “relationship” の発音がいまいちやということがわかりました。

以下、”relationship” のジェガーさんとの比較です(左がジェガーさん、右が3回目の私):

SpeakAP 10
SpeakAP 11
SpeakAP 12
SpeakAP 13
SpeakAP 14
SpeakAP 15
SpeakAP 16
SpeakAP 17
SpeakAP 18
SpeakAP 19

こうやって見比べてみると、一瞬私も健闘しているように見えますが、横軸(時間)を見ると、”relationship” を発音するのに私はけっこう時間がかかっていることがわかります。一方、ジェガーさんはほぼ見本と一緒。

私のこのデータは3回目のものなんですが、単語をはっきり発音しようと力んだゆえにスローになったと思われます。あと、”ship” の部分の発音が弱いです。

でも、それ以外にもう一つ、私は肝心な間違いを犯していました。なんと、”ship” の部分の “shi” を “c” の発音で発音していたのです。ジェガーさんに「”c” の発音になってるで」と言われて気づいたんですが、その点はアプリでは気づけませんでした。

というわけで「発音記号が正しく発音できているか」という点については、このアプリで確認することは難しいですが、手本の声と自分の声を聞き比べることで、発音の苦手な単語が自覚しやすくなるので、無料にしては便利です。

やはり自分自身の声を聞くって大事です。

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