意外な一面!2カ国語以上話せるハリウッド俳優・女優

先日『映画『モンスター』(2003)の予告編で耳にした「street person」の意味とは?』という記事で、女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)が南アフリカ共和国出身ということを書きましたが、アメリカ国外出身のハリウッド俳優・女優は他にもいます。

Arnold Schwarzenegger

まず私が思いつくのは、オーストリア出身のシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)。

彼がアメリカに来たのは21歳の時。当時シュワちゃんは英語が話せず、デビュー作『SF超人ヘラクレス(Hercules)』(1970)に出演した時は訛りが強すぎるという理由で、別の人の声に吹き替えられたそう(via BBC)。そんなシュワちゃんが後にカリフォルニア州知事になるなんて、当時の映画制作者は全く想像していなかったんじゃないでしょうか。

ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)もそうです。彼女はオーストラリア出身で、映画の時は全然アクセントがないんですが、普段はオーストラリアのアクセントが強いです。

また、Pajiba の記事『10 Actors You Might Not Know Are Bilingual』によると、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)はイスラエル出身でヘブライ(Hebrew)語を話します。3歳の時にイスラエルからアメリカに移住したそうで、幼い頃から女優として活躍しつつ、ハーバード大学も卒業してはります。まさに才色兼備ですね。

さらに Ranker の記事『The 16 Most Surprisingly Bilingual Celebrities』によると、女優ミラ・クニス(Mila Kunis)はウクライナ(Ukraine)出身。7歳まで住んでいたそうで、ロシア語ぺらぺらです。

彼女はアニメ『Family Guy』のメグ(Meg)の声でも有名。

また前述の記事などを見ていると、英語圏出身で他国の言葉が話せる俳優・女優もたくさんいました。

  1. サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)

  2. サンドラ・ブロックは生まれはアメリカですが、お母さんがドイツ人で12歳までドイツで過ごしていたため、ドイツ語が話せはります。

  3. ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)

  4. 彼もアメリカ生まれですが、お父さんがデンマーク人で毎年夏にデンマークを訪れていたらしく、デンマーク語を話します。さらにスペイン語も話せて、2006年のスペイン映画『アラトリステ(Alatriste)』にも出てはります。

  5. クリスティン・スコット・トーマス(Kristin Scott Thomas)
  6. 彼女はイギリス出身ですが、19歳でフランスへ。フランスの映画にもよく出てはります。

  7. ケイシー・アフレック(Casey Affleck)
  8. 彼はスペイン語を話します。幼少期にスペインで過ごしていたことがあったそうです。映画『オーシャンズ13(Ocean’s Thirteen)』(2007)でもスペイン語を話してはりました。

    ちなみに、上のビデオで「兄貴はあかん」と言ってはりますが、お兄ちゃんのベン・アフレックは弟ほどスペイン語が話せません。

  9. ジョディ・フォスター(Jodie Foster)
  10. 彼女はフランス語がぺらぺら。ロサンゼルスにあるフランス語のプリ・スクール『Le Lycée Francais de Los Angeles』に通っていて、10代の頃にもよくフランスに滞在していたそうです。

  11. グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)
  12. 彼女は高校時代に交換留学でスペインに1年間住んでいた時期があるそうで、スペイン語が話せます。

  13. コリン・ファース(Colin Firth)
  14. 彼は奥さんがイタリア人。つき合い始めた頃にイタリア語を勉強し始め、イタリア語が話せるようになったそうです。NDTV の記事『Colin Firth learned Italian to impress in-laws』(2011年2月)によると、結婚に反対だった義両親の信頼を得るために勉強したとのこと。愛ですね。

  15. ジョニー・デップ (Johnny Depp)
  16. ジョニー・デップも、長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)とフランスに住んでいる間にフランス語が話せるようになったそうです。

  17. ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(Joseph Gordon-Levitt)
  18. 彼はコロンビア大学(Columbia University)でフランス文学に傾倒していたそうで、フランス語が話せます。

  19. ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)
  20. ブラッドリー・クーパーもジョージタウン大学(Georgetown University)でフランス語を学び、交換留学で6ヶ月フランスに住んでいたことがあったそうです。

なんか、皆さんが外国語を話している姿を見るとどきっとしますね。(私だけ?)

ちなみにジェガーさんも、20代前半の時にスペインに住んでいたらしく、スペイン語を話しはります。といっても、私はジェガーさんがスペイン語を話しているところを見たことがなかったので、まあちょっと話せるくらいかなと思っていました。

するとある日、道端に iPhone が落ちているのを発見。拾い上げてみると、英語じゃなくてスペイン語表記になっています。「うわっ!スペイン語やし」と言うと、隣からジェガーさんが覗きこんできて iPhone をチェックし、何度も着信がある番号に電話をかけ始めました。そしてスペイン語で会話。「電話拾ったんですけど、持ち主のことご存知ですか?」みたいなことをたぶん聞いてはります。

あっけに取られて見ていると、電話を切って「今から本人が取りに来はるって!」

本人が訪ねて来た時もずっとスペイン語で会話していて、私唖然。「めっちゃスペイン語話せるやん!」と言うと、「だからスペイン住んでたって言ったやん!」

「どれくらい住んでたん?」
「全部で1年半くらいかな?」

ジェガーさん、見直しました。