日常生活でよく使われている「Definitely.」の意味とは?
レストランで食事中にフォークを落としてしまい、ウェイターさんに「すみません、新しいフォークもらって良いですか?」と聞くと、”Definitely.” と言われました。
ポイント
“Definitely.” は日常生活でよく耳にします。
- without any doubt
- used for emphasizing that you mean ‘yes’
(「疑いなく」という意味のほか、日常生活では “Yes” を強調する意味合いでもよく使われています。)
ウェイターさんは、「もちろん!」と言ってはったのでした。
— Can we go see a movie tonight?(今晩映画観に行ける?)
— Definitely!(もちろん!)
など、日常生活でよく使われています。
補足
映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(Life of Pi)』(日本は1月25日公開)の特集映像でも、視覚効果監修(visual effects supervisor)のビル・ウェステンホファー(Bill Westenhofer)さんが “Life of Pi is definitely one of the most challenging projects I ever worked on.(『パイの物語』は間違いなく私がこれまで取り組んできた中で最も難易度の高いプロジェクトの一つです)”(0:30)と言っていました。この場合は 1. の意味で使われているんですね!
というわけで、2007年に『ライラの冒険(The Golden Compass)』でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したビルさんでも難易度が高かったという本作の視覚効果。なかでも最も難易度が高かったのは、おそらくリチャード・パーカー(Richard Parker)こと、このトラでしょう。上のビデオによると、なんと15人がかりでトラの毛の描写にかかっていたそう。ということは、トラ全体に一体何人必要やってん、と気にならざるを得ません。
でも、その甲斐あって、限りなく本物に近いトラが完成。一体どのくらい本物に近いかというと、映画を観てもどっからどこまでが本物のトラなのかわからないほどです。実は私、映画を観た時、トラは本物と CG を合成させたものやと思ってました。実際は、CG のトラと本物のトラが交互に映っているんですね!つまり、一部は完全にほんまもんのトラなわけです。あまりに CG のトラが同化していて、全く見分けがつきませんでした。
もう一つ、映像において素晴らしいのは 3D。下のビデオによると、この作品の 3D 技術の背後には、ジェームズ・キャメロン(James Cameron)がついていたようです。
3D あるところにジェームズ・キャメロンあり、という感じですが、3D の描写で特に素晴らしいと思ったのは水面下の描写。まさに水にもぐった時のような、独特の浮遊感や圧迫感などが映像にあって、息苦しさまで感じそうでした。あと、水の中と夢と宇宙を結びつけるような、幻想的で果てしない映像にもほろ酔いでした。
下のビデオで原作の著者ヤン・マーテル(Yann Martel)さんが語っているように、映画化するのは極めて不可能に近いことやったはずですが、うまく世界観が構築されています。『今年度一番の映画』ではないにしろ、『今年度一番の 3D 映画』であることは間違いありません。
正直、最初は「漂流するまでの導入部分が長いな〜」と思って観ていたのですが、最後はどきっとさせられました。
復習1
Q. 最初のビデオでビル・ウェステンホファーさんが “Life of Pi is definitely one of the most challenging projects I ever worked on.” と言ってはりましたが、”work on” の意味は何だったでしょう?
A. 仕事でも日常生活でも使われている「I’m working on it.」の意味とは?
復習2
Q. 最後のビデオで、ヤン・マーテルさんが “Ang Lee has the know-how and determination to pull that off.”(1:10)と言っていますが、この “pull off” はどういう意味だったでしょう?