テレビドラマ『The Office』の日本版!?サタデー・ナイト・ライブで放映された『The Japanese Office』

アメリカへ来た頃に知って、一時期はまっていたテレビドラマ『The Office』が、ついに来シーズンで終わりを迎えることになりました。

The Office

もともとイギリスで2001年に始まって、アメリカに “輸入” されたのが2005年。
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社会現象にまでなったイギリスでは2シーズンで潔く終わったのに対し、アメリカ版はなんとシーズン9まで続いてきました。

でも、ここ数年はやや間延びした感じで私とジェガーさんもだんだん観なくなり、昨年はスティーブ・カレル(Steve Carell)がついに降板。『The Office』の “顔” だっただけに、彼がいなくなって番組はさらに勢いを失ってしまったみたいです。

そんななか、NBC の長寿コメディ番組『Saturday Night Live』が発したツイートが目に留まりました。

「The Japanese Office」って何!?

なんとなく嫌な予感はしましたが、怖いもの見たさで試しに観てみたところ、何とも言えない光景に思わず失笑。

2008年の『Saturday Night Live』(Season 33, Episode 12)で放送されたもので、『The Office』のクリエーターであるイギリス人コメディアン、リッキー・ジャーヴェイス(Ricky Gervais)が「The Office を作るきっかけになった日本のテレビ番組」として紹介するところから映像が始まります。

かなり大げさですが、このビデオを見ていると日本に対する典型的なイメージが垣間見えました。

  1. 「もしもし」
  2. 「日本語ちょっと知ってるで」と言う人が教えてくれる “知ってる日本語” 第一位は「ありがと」または「どうも、ありがと」、第二位は「乾杯!」、だとすれば第三位は「もしもし」だと私は思います。日本語を全然知らないジェガーさんも、「もしもし」は最初から知ってました。

  3. 口を手で覆ってふふふと笑う
  4. 確かに、日本の女性に多いですね!私もたぶん無意識にやってると思います。と思ったら、ジェガーさんに「やってる」って言われました。

  5. 謝る時、お辞儀しまくる
  6. これ、爆笑しました。というのも、私がジェガーさんと日本に行った時に、私がまさにこの状況を作ってジェガーさんをびっくりさせたことがあったからです。東京で地下鉄の改札へ降りる時におばあさんと鉢合わせした時のこと。道を譲ろうと思ったらおばあさんも同じ考えだったらしく、2人揃って同じ方向に体をずらしてしまいました。お互いにぺこぺこお辞儀して道を譲り合ったところ、それを真横で眺めていたジェガーさんは、「この2人、めっちゃお辞儀してるー!」となったそうです。その後も「日本どうやった?」と友人に聞かれるたびにこの話を披露し、「ああいう時はお辞儀何回とか、決まってんの?」と真顔で聞いてきたこともあります。

  7. 何にでもキャラクターついてる
  8. 途中に挟まっている CM ですが、女性の生理用品になぜかキティちゃんみたいな顔がついています。こんなんにまでキャラクターついてるで、という風刺なのかもしれませんが、いまや都道府県にもキャラクターがいたりするので、私自身キャラクターの多さにはついていけてません!

  9. ラジオ体操
  10. ラジオ体操はやや盲点でしたが、これもやっぱり日本的な文化の一つなんでしょうね!ちなみにこのビデオをジェガーさんに見せてみたら、ラジオ体操のことを知らず、説明したらちょっと驚いていました。

  11. カラオケ
  12. カラオケは、”karaoke” という英語にもなっているくらいなのでジェガーさんも知っています。でもまだ私はジェガーさんとカラオケに行ったことはありません。ジェガーさんは日本文化についてもあまり知らないのですが、なぜか「日本人は酔っ払うとネクタイを頭に巻く」というのだけは知ってました。どこで聞いたんか知りませんが、ネタが古いです。

  13. ロボット
  14. 日本=ロボットというイメージも典型的ですね〜!

ちなみに、ホッチキス(stapler)がゼリーに埋もれてる事件と、クロスワードパズルをする社員は、『The Office』のパロディです。

もともとこのホッチキス事件は、本家イギリス版に登場したもの。『The Office』 はやっぱり、イギリス版の方が私は面白い気がします!