日本の侍映画を集めたマニアックな上映シリーズ『Samurai Cinema』7作品
先週、『シネラマ映画館で観る!70mmフィルム映画祭で上映中の8作品』という記事を書きましたが、実は同時期に『Samurai Cinema』という上映シリーズも別の映画館で実施されていました。
『サムライ・シネマ』ってなんやねん、という感じですが、その名の通りサムライの出てくる映画を集めたマニアックな企画です。目玉はもちろん、『七人の侍(Seven Samurai)』。
他にも以下の侍映画がラインアップされていました。
- 用心棒(Yojimbo)1961
- 切腹(Harakiri)1962
- 斬る(Kill!)1968
- 大菩薩峠(The Sword of Doom)1966
- 上意討ち 拝領妻始末(Samurai Rebellion)1967
- 隠し砦の三悪人(The Hidden Fortress)1958
正直、黒沢作品意外私は全然馴染みがありません。侍映画ファンからすると普通のラインアップなのかもしれませんが、すごくマニアック。
結局ジェガーさんも「侍映画というより単純に黒沢作品が観たい」ということで、『七人の侍』を一緒に観に行くことにしました。2人とも大画面で観るのはこれが初めてです。
ところが、映画館の中に入ると、思ったより人がいません。私たちはアンコール上映の日に行ったので、そのせいかなとも思いましたが、それにしても「もっといてもおかしくないやろ」というくらい人がまばらです。
でも、まあええか、といって席に座り、映画が始まったんですが、始まった瞬間ジェガーさんが「うわ」と言いました。
「これ、30mm フィルムちゃうやん」
確かに言われてみれば、どうもデジタルっぽい感じです。映画館で映画を観ているというよりも、映画館を貸しきって友達がプロジェクターで映画のストリーミングを流しているのを観ているといった感じでしょうか。
ジェガーさんは映画を観る時は画質や音質をめちゃ気にするので、「あかん、これにお金は払えへん」ということで、結局私も観続ける気が失せてしまって「出ていこ」となりました。
そして出て行って入口で事情を伝えると、「一応 HD Digital とは表記してたんですけどね〜」とのこと。
でも結局その表記がわかりづらかったということで、チケット代は映画の引換券に交換してもらえることになりました。
『七人の侍』が大画面で観られなかったのは残念でしたが、前から気になっていた10月4日公開の映画『ゼロ・グラビティ(Gravity)』(日本は12月13日公開予定)がその映画館でも上映されるということだったので、さっそくその引換券で観に行きたいと思います!