第71回ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表！で意外だった作品 & 人々

12月はバタバタしていて、あまり映画を観ていないのですが、気づいたら第71回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表されていました！

Golden Globes Awards | The Hollywood Foreign Press Association®

そこで、今年も昨年の記事『第70回ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表！で意外だった作品 & 人々』に引き続き、ノミネート発表で意外だった作品 & 人々をチェックしてみたいと思います。

オプラ・ウィンフリー（@Oprah）

映画『プレシャス（Precious: Based on the Novel Push by Sapphire）』（2009）のリー・ダニエルズ（Lee Daniels）監督による最新作で、ホワイトハウスの執事を描く映画『大統領の執事の涙（The Butler）』（日本では2014年2月15日公開予定）。

日本語字幕付きはこちら→ ▶ 映画『大統領の執事の涙』予告編 | YouTube

その中で、主人公の執事の妻役を演じるオプラ・ウィンフリー（Oprah Winfrey）が、見事にノミネートから外れる結果に。アメリカを代表する名司会者として圧倒的な知名度と影響力を誇っているだけに、これにはメディアが騒然となりました。

作品賞も含めてゴールデン・グローブ賞には何一つノミネートされなかった『大統領の執事の涙』。全米映画俳優組合賞（Screen Actors Guild Awards）では、オプラさんと執事を演じたフォレスト・ウィテカー（Forest Whitaker）さんがそれぞれ助演女優賞と主演男優賞にノミネートされ、作品も作品賞にノミネートされています。

私はまだこの映画を観ていないので何も言えないのですが、アカデミー賞ではどうなるのか気になるところです。

『ラッシュ／プライドと友情（Rush）』

映画『ビューティフル・マインド（A Beautiful Mind）』（2001）などで知られるロン・ハワード（Ron Howard）監督が、1976年の F1 グランプリに臨む2人のレーサー、ジェームズ・ハント（James Hunt）とニキ・ラウダ（Niki Lauda）を描いた映画『ラッシュ／プライドと友情（Rush）』（日本は2014年2月7日公開予定）。

日本語字幕付きはこちら→ ▶ 映画『ラッシュ/プライドと友情』予告編 | YouTube

内容はすごく面白そうなんですが、ノミネートされるまで全然映画のことを知りませんでした。話題になっていた記憶があまりありません。ゴールデン・グローブ賞は毎年意外な作品がノミネートされることでも知られているのですが、今年はどうもこの作品がそうみたいです（via ABC News, etc.）。

『Fruitvale Station』

近年、サンダンス映画祭（Sundance Film Festival）で審査員賞を受賞した作品は、そのままゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にもノミネートされるという傾向が続いていたのですが、今年米ドラマ部門で審査員賞と観客賞をダブル受賞した話題作『Fruitvale Station』（日本公開未定）は見事にゴールデン・グローブ賞を全スルー。

主人公を演じたマイケル・B・ジョーダン（Michael B. Jordan）、良かったのにな〜

『Fruitvale Station』を観た私の感想はこちらで書いています→日常会話で唐突に使われる「I’ll tell you what」の意味とは？ | ツカウエイゴ

※追記（12/30/2013）「日本公開未定」と書いていましたが、『フルートベール駅で』という邦題で、2014年3月21日公開が決まっていました！教えていただいて感謝です！

ちなみに彼は映画『クロニクル（Chronicle）』（2012）でもめちゃ良い演技をしていました。

日本語字幕付きはこちら→ 映画「クロニクル」予告編 – YouTube

映画『クロニクル』については、前にちょっと書きました→ 「find out」とちょっと違う「figure out」の意味とは？ | ツカウエイゴ

『モンスターズ・ユニバーシティ（Monsters University）』

ピクシー最新作の『モンスターズ・ユニバーシティ（Monsters University）』も、長編アニメ賞（Best Animated Feature Film）にノミネートされず。

日本語字幕付きはこちら→ 「モンスターズ・ユニバーシティ」MovieNEX予告編 | YouTube

2007年からほぼ毎年、常連のようにノミネートされては受賞をものにしてきたピクサーにとって、ノミネートすらされないということは、極めて珍しいそうです（via BuzzFeed, etc.）。

ちなみに私は、『モンスターズ・ユニバーシティ』どころか、『モンスターズ・インク（Monsters, Inc. ）』（2001）も観たことがないので、何とも言えません・・・

『風立ちぬ（The Wind Rises）』

一方、宮崎駿監督のスタジオ・ジブリ最新作『風立ちぬ（The Wind Rises）』（全米は2014年2月21日公開予定）は、長編アニメ賞ではなく外国語映画賞（Best Foreign Language Film）にノミネート！

日本版はこちら→ ▶ 高画質特報風立ちぬ – YouTube

アメリカでは来年2月21日公開予定なのですが、もう待ちきれません。英語版の予告編、セリフが一切なくて、ユーミンの歌声だけが流れているのが最高です。

『マッドメン（Mad Men）』と『HOMELAND／ホームランド（Homeland）』

ドラマ部門では、あまりテレビドラマを観ないジェガーさんと私が唯一上映開始当初から観続けている『マッドメン（Mad Men）』が、今年も昨年に引き続き全くノミネートされず・・・

『マッドメン』とともに、ここ数年ノミネートの常連だった『HOMELAND／ホームランド（Homeland）』も、今年はノミネートから外れています。

ちなみに『HOMELAND／ホームランド』は、CIAエージェント、キャリー・マティソン（Carrie Mathison）を描く作品なのですが、昨年話題になった映画『ゼロ・ダーク・サーティ（Zero Dark Thirty）』（2012）の主人公マヤと同一人物の女性がモデルになっているという噂があり（via Slate, etc.）、実は気になっている作品でもあります。