映画『ムーンライズ・キングダム』の文通シーンから学ぶアメリカの宛名の書き方
ウェス・アンダーソン(Wesley Anderson)監督の最新映画『ムーンライズ・キングダム(Moonrise Kingdom)』(日本は来年2月8日公開)を観たのですが、舞台が1960年代と言うことで、主役の男の子と女の子が文通する場面がちらほら出てきました。
日本語字幕付きはこちら→ 映画『ムーンライズ・キングダム』 – オリジナル予告編 (日本語字幕) | YouTube
文通とか懐かしいな〜と思いながら見ていたら、手紙の封筒を見て、改めてアメリカと日本の宛名の書き方の違いを感じさせられました。
ポイント
子どもの字でちょっと見にくいかもしれませんが、アメリカでは宛名を書く時
- 左上にちっちゃく自分の名前と住所
- 右下におっきく相手の名前と住所
と書きます。
名前が上、住所が下です。会社や組織に送る時も同様に、会社名(組織名)が上、住所が下です。
会社や組織の担当者に送る場合は、
Attn: 担当者名
住所
となります。
また、日本の住所を書く場合は、英語の書き方に合わせて住所を逆の順序で書いていきます。
番地, 丁・町村
郡市, 都道府県
郵便番号, 国
日本からアメリカに送る場合はすべて英語で宛名書きしますが、アメリカから日本に送る場合は、実は日本の住所を日本語で書いても、「JAPAN」と目立つように書いていればちゃんと日本に届きます。私もこれを知った後、実家に郵便物を送る時にちょっとどきどきしながら宛名を日本語で書いて送りましたが、ちゃんと届きました。(ただし送り返される可能性を考えて、差出人の住所は英語で書く必要があります!)
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補足
そんなわけで『ムーンライズ・キングダム』にはたくさん手紙が出てきます。
手紙一覧→ Arrowhead Vintage: Moonrise Kingdom: The Letters | Arrowhead Vintage
ちなみに、ウェス・アンダーソンと共同で脚本を書いているロマン・コッポラ(Roman Coppola)は、フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)の息子で、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の兄、そしてニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)とは従兄弟という間柄。ウェス・アンダーソンとロマン・コッポラは『ダージリン急行(The Darjeeling Limited)』(2007)でも一緒に脚本を書いていましたが、その時の会話がきっかけで今回の映画制作につながっていったようです(via Indiewire)。
『ムーンライズ・キングダム』は、今年の第65回 カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)のオープニング上映作品にもなりました。
復習
Q.『ムーンライズ・キングダム』の予告編の 0:54 のところで “Where the hell are you?” が登場していますが、「the hell」の意味はなんだったでしょう?
A. 映画『プロメテウス』の予告編で耳にした「What the hell?」の意味とは?
関連
『ムーンライズ・キングダム』を観た感想はこちらに書きました!→ 良い時にも悪い時にも使われる「Oh, man.」の意味とは?