マックルモアのコスチューム問題に関するビデオで耳にした「weigh in」の意味とは?

先日『「(推量して)当てて!」は英語で何と言う?』という記事で、私が行った音楽系イベントのシークレット・ゲストが、今年のグラミー賞で4冠を達成した地元出身のマックルモア&ライアン・ルイス(Macklemore & Ryan Lewis)だったと書きましたが、その後ニュースをチェックしていたジェガーさんがこう言ってきました。



「なんか、例のイベントに登場したマックルモアの格好が問題になってるみたいやで」

その格好とは、先日もアップした以下の写真に映っているこの格好。


顔にマスクをつけて変装しているように見えますが、この格好がユダヤ系の人たち(Jewish)の反感を買っているというのです。

さっそく自分でもニュースをチェックしてみると、TIME 誌の記事『Macklemore Apologizes for Costume Deemed Anti-Semitic | TIME.com』にあった映像で、ナレーターが “Seth Rogen, who tends to weigh in on controversies — *cough* Justin Beiber — chimed in on Twitter @mackelmore…” と言っていました。

ポイント

“weigh in” はイディオムで、この場合「議論に割って入る、介入する」という意味で使われています。ニュースなどでもよく耳にします。

weigh in | Wiktionary

  1. (intransitive with an indication of weight) To undergo a weigh-in
  2. (transitive) To subject to a weigh-in
  3. (intransitive, with “at”) To weigh
  4. (intransitive, idiomatic) To bring in one’s weight, metaphorically speaking, to bear on an issue; frequently construed with on or with.

(「議論に割って入る」という意味で使われる場合、”with” や “on” と一緒に使われることが多いです!)

つまりナレーターは、「ジャスティン・ビーバーの時もそうでしたが、何かと議論に介入するセス・ローゲンは、Twitter でマックルモアに向けて・・・」と言っていたのでした。

※補足:このナレーターは、「ジャスティン・ビーバー」と言う前に咳(cough)をしていますが、こんなふうに曰くつきの言葉や問題のある言葉などを言う時に咳でカモフラージュするをするのは、最近の “流行り” だそうです。くしゃみ(sneeze)でカモフラージュする場合もあります。

セス・ローゲンさんは少し前にも歌手で “問題児” のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber @justinbieber)さんにお怒りを示していたことがあり、そのことに対してナレーターは「ジャスティン・ビーバーの件もありましたけれども」という感じで「おおっぴらには言いませんが」というニュアンスを出しています。

補足

というわけで、自身もユダヤ系であるセス・ローゲンさんがマックルモアさんに飛ばしたツイートがこちら。


その時、マックルモアさんは以下のように返答。


すると、それに対してセス・ローゲンさんが反論。


最終的にマックルモアさんが公式ブログで謝罪する結果となりました。

「人種のるつぼ」であるアメリカには、本当にいろんなバックグラウンドを持つ人がいます。たとえ本人にその気がなかったとしても、念入りに配慮しないといつどこから批判が飛んでくるかわかりません。

ちょっと前に歌手のアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne @tsukaueigo )さんが発表した『Hello Kitty』という新曲のプロモーション・ビデオも、各方面から「人種差別的」と批判を受けていました。

このビデオが話題になっていた時、私もジェガーさんから「どう思う?」と聞かれたのですが、私自身は特別不快感を抱かなかったものの、確かに日本の文化のごく一面を過剰表現しているようにも捉えられると思ったので、不快に思う人がいてもおかしくないだろうと感じました。

どの人種にも何かしらステレオタイプ的な見方はあると思うので、それとどう向き合っていくかについて考えるのは、とても奥が深いです。