プロゲーマーを追うドキュメンタリー映画『Free to Play』で耳にした「vindicate」の意味とは?

昨日『名前や単語に使われる「short for」の意味とは?』という記事を書きましたが、その時に『DOTA 2』というゲームについて調べていると、『Free to Play』というドキュメンタリー映画を発見しました。

さっそく見てみると、”vindicate” という表現が出てきました。予告編でも “It would, kind of like, vindicate us.”(0:38)のところで出てきます。

ポイント

“vindicate” は「〜の正当性を示す」という意味です。

vindicate | Cambridge Dictionaries (American English)

vindicate: to show something to have been right or true, or to show someone to be free from guilt or blame:

(何かが正しい、あるいは真実であることを証明すること、または誰かが無実あるいは非難に値しないことを証明すること、という意味なんですね。)

つまり映画では「ゲームは、なんというか、私たちの正当性を示してくれるものだと思います」と言われていたのでした。

補足

ゲームをすることを職業にするという生き方は、確かになかなか周囲の理解を得にくいと思います。

このドキュメンタリーに出てくる3人のプロゲーマーたちも皆それぞれ、周囲からの圧力を感じながらゲームの試合に臨んでいます。特にその圧力が強いのは、シンガポール出身のベネディクト・“HyHy”・リム(@hyhylim)さん。彼は大学生で、ゲームに打ち込むまでは優等生だったこともあり、家族や親戚から強い反対を受けています。

アメリカのオレゴン州出身のクリントン・“フィアー”・ルーミス(@FearDotA)さんも家を追い出され、もらいものの机やモニターで練習を積んで試合へ。

一方、ウクライナ出身のダニエル・“デンディ”・イシュティ(@dendiboss)さんは父親の他界を機にコンピュータ・ゲームにのめり込むようになったと言います。彼は幼い頃からパソコンに触れ、まるでピアノを弾くようにキーボードを操るのが特徴です。

3人が出場するのは『DOTA 2』の世界大会『The International 2011』。当時の優勝賞金は100万ドルでした。

The International 2011

Posted by FREE TO PLAY on Wednesday, February 19, 2014

E Sports の世界もスポーツの世界と似ていて、選手生命は短いです。25歳を境に反応が鈍ってくるそうです。出場しているほとんどの選手は10代後半〜20代前半。アジア、特に中国が強いと言われていて、実際中国出身のプレイヤーが多めです。国同士でチームを組んでいる場合もあれば、多国籍チームもあり。映画を観ていて知りましたが、女子チームもあるみたいです。シンガポールの hyhy さんの元カノがまさに、シンガポールの女子チームのメンバーでした。

映画を観ていて、特に私の印象に残ったのは、以下のくだりです。

I think in 15 years, E Sports will be bigger than football. Than basketball. Than everything.

The kid who you thought played too many video games is potentially going to be on a path where he’s earning $250,000 a year, salary. He’s flying the world. He’s going to be endorsed. Gaming’s the biggest entertainment industry in the world. So if you’re a star, you are potentially one of the biggest stars in the world.(1:07:57)

(たぶん15年後には、E Sports はフットボールよりも大きくなるでしょう。バスケットボールよりも、何もかも。

テレビゲームをし過ぎていると思っていた子どもが年間25万ドルを稼ぐ道に行くかもしれません。世界を飛び回ったり、支持されるようになったり。ゲームは世界最大のエンターテインメント業界です。もしもスターになれば、世界最大のスターの一人になる可能性を秘めています。)

実際、有名ゲーマーたちはすでにセレブのような存在になりつつあります。フィアーさんは昨年の冬休みにベンツを購入した写真を Twitter にアップしていました。

ちなみにデンディさんは、今年も同じチーム『Na`Vi』で『The International 5(TI5)』に出場中。

また、フィアーさんも『Evil Geniuses(EG)』というチームで同じく『The International 5(TI5)』に出場しています。

この『Evil Geniuses』は、米大手通信会社の T-mobile も協賛中。

E Sports に興味が湧いてきたら、ぜひ『Free to Play』を観てみてください。全編 YouTube で観られます!