ビールのラベルで目にした「tart」に隠された二つの意味とは?

先日『「ラストオーダー」は英語で何と言う?』という記事でビール・フェスティバルに行ったことについて書きましたが、その後私がフルーツ・ビールにはまったという噂をジェガーさんから耳にしたジェガーママが、フルーツ・ビールを買ってきてくれました。


Stumptown Tart
なんだかラベルがやたらセクシーです。まじまじと見ていると、商品名に “tart” と表記されているのが気になりました。
Stumptown Tart 2

ポイント

“tart” は、形容詞で使われると「酸っぱい」という意味になります。

tart (adjective) | Longman Dictionary

  1. food that is tart has a sharp sour taste
  2. a reply, remark etc that is sharp and unkind

(返事や発言などに使われると、「辛辣で手厳しい」という意味になります。)

その他、”tart” は名詞で使われると別の意味にもなります。

tart (norn) | Macmillan Dictionary

  1. a pie without a top on it, containing something sweet
  2. [informal] an insulting word for a woman who you think is too willing to have sex
  3. [informal] a prostitute

(なんと、洋菓子の「タルト」の意味の他に「売春婦」という意味があるんですね!)

つまり、ラベルのセクシーな女性は「売春婦」だったんですね!”tart” という言葉にうまく掛け合わせられています。

補足

残念ながらこのビールは “tart” で私が期待していたほど甘くなかったため、個人的にはあまりヒットしませんでしたが、ジェガーママはもう1本買ってきてくれていて、そちらは私に大ヒット。

ベルギーにあるリンデマンス醸造所(Lindemans)のフルーツビールで、チェリー(Kriek)の他にラズベリー(Framboise)やピーチ(Pecheresse)などがあります。

リンデマンスの始まりは、8代前の1809年、ブリュッセル郊外に農場を所有したことによります。当初、冬場の休耕期につくっていた「ランビック」(この地方の麦酒の総称)が好評であった為、1830年から醸造を専業とします。この年、後にマイケル・ジャクソンによる「世界の麦酒」ベスト5に選ばれる銘柄「クリーク」を発表しています。
 1978年、「ファロ」を発表。人々の記憶から消え去りかけていたファロを見事に復活させました。
1980年、「フランボワーズ」を世に問います。この登場が、フルーツランビック成功の本格的な始まり。圧倒的な支持を集めました。
 いまや、リンデマンスの手になる「ランビック」は、その素晴らしい味わいから、世界中で愛飲されています。日本でも、近年、人気急上昇中。

via リンデマンス-Lindemans | すがや 魅惑の ベルギービール

ジェガーママが買ってきてくれたのは「Framboise」だったのですが、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が「世界の麦酒」ベスト5に選んだという「Kriek」も気になるところ。

これまでジェガーさんは家で一人でビールを飲んではりましたが、これからは晩酌に私もフルーツビールで付き合えそうです。