空前のスーパーヒーロー映画ブーム!?2020年にかけて公開予定のヒーロー映画が多すぎる理由とは?

先日、『今年もサンディエゴ・コミコン開催!の動画で耳にした「striking」の意味とは?』という記事で、アメコミ界の盛りあがりについて少し触れましたが、アメリカでは今アメコミがめちゃくちゃアツいです。



ジェガーさんと私も、4月に『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーCaptain America: The Winter Soldier)』、5月に『アメイジング・スパイダーマン2The Amazing Spider-Man 2)』、6月に『X-MEN:フューチャー&パストX-Men: Days of Future Past)』をすでに観ていますが、来年以降もものすごいラインナップが揃っているようです。

Yahoo! TV の記事『We Listed Ever Superhero Movie Coming Out Through 2020 And It’s Terrifying – Yahoo TV(2020年までに公開予定されるスーパーヒーロー映画のリストを作成してみたら、恐ろしいことに)』(8.7.2014)という記事によると、来年から2020年にかけて恐ろしい数の映画が公開される予定。

以下、記事にあったリストを私も整理してみました。

米公開予定年 米公開予定時期 タイトル 制作・配給
2015年 5月1日 The Avengers: Age of Ultron
(邦題:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン)
Marvel 
6月19日 Fantastic Four
(『ファンタスティック・フォー』のリブート)
Fox
7月17日 Ant-Man
(極小ヒーロー)
Marvel
12月18日 Star Wars: Episode VII
(スターウォーズ: エピソード7)
Lucasfilm
2016年 3月25日 Batman vs. Superman
(バットマンとスーパーマンの夢の共演)
Warner Bros.
5月6日 Captain America 3
(キャプテン・アメリカ第3弾)
Marvel
5月27日 X-Men: Age of Apocalypse
(X-メン 続編)
Fox
Untitled Boba Fett
(スターウォーズに出てくるボバ・フェットの映画)
Lucasfilm
7月8日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
8月5日 Unknown DC movie
(DC 映画)
11月11日 Sinister Six
(マーベルコミックの悪役軍団シニスター・シックスの映画)
Sony
2017年 3月3日 Untitled Wolverine movie
(ウルヴァリンの続編)
Fox
5月5日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
Star Wars: Episode VIII
(スターウォーズ: エピソード8)
6月23日 Unknown DC movie
(DC 映画)
7月14日 Fantastic Four 2
(ファンタスティック・フォー続編)
Fox
7月28日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
11月3日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
11月17日 Unknown DC movie
(DC 映画)
未定 Venom movie
(スパイダーマンの悪役ヴェノムの映画)
Sony
未定 Unknown female driven Spider-Man movie
(女性版スパイダーマン映画!?)
Sony
2018年 3月23日 Unknown DC movie
(DC 映画)
5月4日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
5月4日 The Amazing Spider-Man 3
(スパイダーマン第3弾)
Sony
Untitled Han Solo movie
(ハン・ソローの映画)
Lucasfilm
7月6日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
7月13日 Unknown Fox movie
(FOX 制作のヒーロー映画)
7月27日 Unknown DC movie
(DC 映画)
11月2日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
2019年 4月5日 Unknown DC movie
(DC 映画)
5月3日 Unknown Marvel movie
(マーベル映画)
Star Wars: Episode IX
(スターウォーズ: エピソード9)
6月14日 Unknown DC movie
(DC 映画)
2020年 4月3日 Unknown DC movie
(DC 映画)
Untitled Red Five movie
(スターウォーズのレッド5の映画)
Lucasfilm
6月19日 Unknown DC movie
(DC 映画)

このリストに載っているスーパーヒーロー映画、実に36本。なんでこんなにスーパーヒーロー映画だらけになっているかというと、そこには大人の事情が隠れています。

たとえばスパイダーマンやウルヴァリンは本来マーベル・コミックスのヒーローなのですが、スパイダーマンはソニー、ウルヴァリンは20世紀フォックスがそれぞれ映画の権利を持っているのです。

もちろんマーベルのキャラクター、スパイダーマンやX-Menのウルヴァリンなども世界を『アベンジャーズ』のメンバーらと共有しており、原作上で彼らは共演しています。というわけで、映画『アベンジャーズ』にスパイダーマンやウルヴァリンが絡んでくるのは、原作から見れば当然ありえる話です。

ところが、原作上ありえるからいう理由で簡単に『アベンジャーズ vs X-Men』といった映画が作られることはありません(ちなみにこの対決を描いた同名シリーズが原作には存在します。記事冒頭の画像はそのシリーズのもの)。ここに、権利の壁が登場するわけです。

その権利とは映画版を製作し、その映画に関するものに対して持つ権利の事。映画そのものだけでなく、キャラクター商品などが含まれる場合もあります。そして、それらの権利は主に配給(製作)会社が原作側と契約を結んで(お金を払うなどして)獲得するもので、例えば『スパイダーマン』はソニー、『X-Men』は20世紀フォックスがマーベルと契約を結び、その映画版に関する権利をを獲得しています。

それら権利の契約は多くの場合、独占契約。そのため、例えばマーベル側がX社と契約と結び製作された作品『Y』を、自身の関連企業であるマーベル・スタジオで再び映画化しようと思っても、X社に渡した権利の契約をどうにかしないと新たな映画化できません。

また、映画としての『Y』の権利はX社のものであり、原作側のマーベルが『Y』のキャラクターを映画『アベンジャーズ』シリーズに登場させたいと思っても、マーベルの独断では実現しないものなのです。

via スパイダーマンは本当に『アベンジャーズ2』に出られないのか? アメコミ映画の権利の話 | コタク・ジャパン

個人的にはヒーローたちに垣根を越えて共演してもらいたいので、こういう大人の事情は困りもの。

でも、ヒーロー映画が次々にヒットを飛ばしている今、どの会社もこぞってお抱えのヒーローをフル活用し、スピンオフ作品を作ったり、シリーズ化させたり、もう必死です。おかげで、多い年だと年に10本もヒーロー映画が公開されることに。5年以上先まで、日にちだけでも先に抑えているのがすごすぎます。

ヒーロー映画は欠かさず映画館に観に行っているジェガーさんも、さすがにこれには閉口。いくらヒーロー映画が盛り上がっているからといって、ここまで盛り込まれたらファンもついていけません。

そんな中、ジェガーさんと私はまさに今日、マーベルの新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーGuardians of the Galaxy)』(日本は9月13日公開予定)を観てきました。

この続編もあるようなので、おそらく上記の表の『Unknown Marvel movie』のどこかに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2』が入ると思われます。

ちなみに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』もアメリカでは現在大ヒット中で、公開から1週間以上経つのに、映画館がほぼ満員でした。感想はまた後日書きますが、ヒーロー映画の勢いはやはりとどまるところを知りません・・・!