ジェガーさんのメモに書かれていた「submissive」の意味とは?

先週『OK Go の LINE スタンプ発売!に、関わりました!』という記事で、「来日していた OK Go に会いに日本に行っていた」と書きましたが、日本に行っても本人たちに会えるかどうかはわからなかったので、実は行く前にジェガーさんと家族会議をしていました。

「会えなくても、やっぱり日本に行きたいんやけど」
「じゃあ、もし本人たちと会えたらどうする?」
「最高やね」
「そうじゃなくて、本人たちとちゃんと話せる自信ある?」

実は私、もともと人見知りで、恐れ多い状況だとさらに人見知りになり、極端に萎縮してしまう悪い傾向があります。

以前、『元日本マイクロソフト CEO で慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の古川享さん講演会レポート 』という記事でも、私は以下のように書いていました。

では、たとえば私が「成功して欲しいからあらゆるチャンスをあげたい」と誰かに思ってもらうためにはどうすれば良いのか。古川さんの答えは、「人にはない自分の優位性を語れる人間になること」。そのために必要なのは、エレベーター・ピッチができるかどうかだそうです。エレベーター・ピッチとは、たとえば私がエレベーターの中でたまたま憧れの人に会った時に、目的の階に着くまでの30秒間にどれだけ自分のことを印象深くアピールできるかということ。それができる人は、確かにどんな世界でも生き残って行ける気がします。

私は講演後、中島さんと古川さんにそれぞれご挨拶する機会が持てて、まさにエレベーター・ピッチをするチャンスをつかんだのですが、つい緊張してしまってうまく自分のことを印象付けられませんでした。中島さんの前では赤面して声が上がってしまい、古川さんに至っては、帰り際のところを「古川さ〜ん!」と追いかけてお呼び止めして恥ずかしくなってしまいました。

古川さんは「『名前を残すとしたら?』と言われたら、『私は鉄道写真家です』と答える」とおっしゃっていて、中島さんも「私もメルマガ作家・中島聡として名前を残したい」とおっしゃっていましたが、私もお二人のように、ブロガーとしていろいろな人に自分の名前を覚えてもらいたいと思っています。

そのために私も、どんな人の前でもうまく自分のことを伝えられるようになろうと思います。

via 元日本マイクロソフト CEO で慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の古川享さん講演会レポート : ツカウエイゴ

実はこの文章を書く前、私はジェガーさんの前で悔し泣きをしていました。そんな惨めな私の姿を知っていて、ジェガーさんは冒頭の質問をふっかけてきたのです。

「せっかく日本に行って、仮に本人たちに会えたとしても、話す勇気がなかったら結局後悔するで」
「・・・」

全くもってジェガーさんの言う通りです。私はしばし考えました。そして最終決断を下しました。

「やっぱり日本に行く」

するとジェガーさんが出発前に、6枚のメッセージをくれました。

notes by Jagger 1

そのうちの1枚に、”Being polite does not mean being submissive. You can be confident and polite.” と書かれていました。

submissive

ポイント

“submissive” は「従順している」という意味です。

submissive | Macmillan Dictionary

submissive: willing to do what other people tell you to do without arguing

(何も言い返さず、言われたことに進んで従う、という意味なんですね。)

つまりジェガーさんのメモには、「礼儀正しいことは、相手に従順になることではない。礼儀正しく、自信に溢れよ」と書かれていたのでした。

ジェガーさんはさらに、社会心理学者(social psychologist)のエイミー・カディ(@amyjccuddy)さんの TED トーク『ボディランゲージが人を作る(Your body language shapes who you are)』のリンクも送ってくれました。

写真の6つのメッセージは全て、このビデオが元になっています。

補足

こうして、いざ日本に参上した私。移動中何度もジェガーさんのメモを読み返し、パワーポーズを練習しました。

すると、今回の恩人である LINE のK出(@koidesatoshi)さんにお会いした時、K出さんにこう伝えられました。

「OK Go と話せるとしたら、おそらくエレベーターでの移動中になるかと思います」
「・・・それってまさしく、”エレベーター・ピッチ” じゃないですか!」

まさか、人生で本当にエレベーター・ピッチをする時が来るなんて・・・!

OK Go と会うまで、私はひたすら OK Go に会った時の会話を脳内シミュレーション。これだけは言いたいということを、なんとか30秒で言えるよう必死で練習します。

そして当日。

「どうも、メンバーの1人が寝坊して遅れているようです」

ざわつく現場。困惑する私。こんな状態で、エレベーターで話せる気がしません。しばらくすると、OK Go が登場しました。ボーカルのダミアン(Damian Kulash)さんが、明らかに眠そうです。

紹介してもらって軽く挨拶を交わした後、ダミアンさんに “Are you sleeply?” と聞くと、どうやら彼が寝坊した様子でした。

でも私はもう、無我夢中。ライブ明けで朝からすでに疲れているメンバーたちに向かって、自分が OK Go に会いにはるばるシアトルから来たこと、OK Go のことは前から好きでブログでよく紹介していたこと、そのおかげで OK Go の LINE スタンプ制作に関わることができたこと、来月にシアトルで行われるライブにも行く予定であることなどを、とにかく伝えまくり。

私は日本語でも噛む癖があるのですが、英語でも噛みまくりで、正直ひどかったと思います。でも、幸い OK Go のメンバーは、みんな面白がって私の話を聞いてくれました。

その後、LINE のイベント開始。

OK Go LINE

イベントでは、サイン入りギターと T シャツが視聴者にプレゼントされて、めちゃ盛り上がりました。

OK Go @LINE 2

OK Go @LINE 3

OK Go @LINE 1

最後の写真の手前の女性は、通訳の Lei さんです。帰国子女で、英語が本当に綺麗でした!

放送終了後は、LINE キャラクターと記念撮影。この後、私も OK Go と一緒に写真を撮ってもらいました。

OK Go @LINE 4

そして、またエレベーターで降りる間、熱心に話しかける私。人生でこんなに積極的になったことはないんじゃないかというくらい、めちゃ積極的です。

それでわかったのですが、ベースのティム(@timothynordwind)さんが日本滞在中によく巻いていた “TIM” という刺繍入りマフラーは、アメリカのライブで日本人のファンからもらったものだそうです。それを聞いて、私も何かプレゼントを用意してこれば良かったと一瞬後悔。

でも、その後にギターのアンディ(@arossexperience)さんが「シアトルってことは、スーパーボウル(Super Bowl)観た?」と話しかけてきてくれて、「僕はペイトリオッツ(@patriots)のファンで、あの試合はめちゃくちゃ燃えたよ!」と言ってくれた時は、スーパーボウルの話ができる自分に感激しました。

ブログを通して、普段からアメリカの文化や事情を理解するように努めていて良かった・・・!

無我夢中の私は、エレベーターで1階に降りてからも喋り続け、彼らがタクシーに向かって歩いている間も喋り続け、気がついたらダミアンさんに「乗る?」と言われて一緒にタクシーに乗車。乗ってから自分がタクシーに乗っていることに気がつき、窓の外を振り返ると、K出さんが爆笑してはりました。

さすがに次の現場には入れず、タクシーを降りたらメンバーと別れて戻ったのですが、自分でもあんなに喋りまくるとは思わず、我ながら新境地に達した気分です。本当に、ジェガーさんとK出さんが応援してくださったおかげです。

来月のシアトルのライブはジェガーさんと行く予定なので、そこでもぜひ OK Go と再会したいです!!

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LINE 公式ブログの写真に、私もちらっと映っています!

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