日本国外で活躍!2013年〜2014年に海外の映画祭に出品された邦画5選

5月の下旬から、私のいるところでは SIFF ことシアトル国際映画祭(Seattle International Film Festival)が開幕しています。約1ヶ月にわたって、今年公開予定の作品や世界の未公開作品、クラシック名作などを一挙上映するという映画好きにはたまらない催しです。



私にとっては、普段なかなか観る機会のない邦画が観られるのも楽しみの一つ。昨年は6本と多かったのですが、今年も5本ラインアップしていました。

  1. 小さいおうち(The Little House)
  2. 山田洋次監督、松たか子さん主演。黒木華(くろき・はる)さんが第64回ベルリン国際映画祭(64th Berlin International Film Festival)最優秀女優賞(Silver Bear for Best Actress)を受賞されたことでも話題になった作品です。

  3. 許されざる者(Unforgiven)
  4. 『フラガール(Hula Girls)』(2006)や『悪人(Villain)』(2010)で知られる李相日(Lee Sang-il)監督最新作。第65回アカデミー賞で最優秀作品賞を含む4部門受賞を果たしたクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)監督・主演の映画『許されざる者(Unforgiven)』(1992)を、明治初期の北海道を舞台にリメイクした作品です。主演は渡辺謙さん。

    こちらは第70回ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)の特別招待作品に選ばれ、第38回トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)特別上映部門や第18回釜山国際映画祭(Busan International Film Festival)ガラプレゼンテーション部門にも出品されました。

  5. 地獄でなぜ悪い(Why Don’t You Play in Hell?)
  6. 海外でも人気のある日本人映画監督の一人、園子温監督最新作。前作『希望の国(The Land of Hope)』(2012)やその前の『ヒミズ(Himizu)』(2011)とはまた趣向が異なり、ヤクザが映画制作を試みるという、エンターテイメント色満載の作品になっています。

    この作品は、第70回ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)オリゾンティ部門で公式上映されました。

  7. サカサマのパテマ(Patema Inverted)
  8. 近年、毎年1本は含まれる「アニメーション枠」。昨年は細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪Wolf Children)』(2012)でしたが、今年は『イブの時間Time of Eve)』(2010)の吉浦康裕監督最新作が選ばれました。タイトル通り、ヒロインのパテマという女の子がサカサマで、世界観が斬新です。

    この作品は、フランスのアヌシーで開催される世界最大のアニメーション専門映画祭『アヌシー国際アニメーション映画祭2013(Annecy International Animated Film Festival)』に正式招待されたほか、第26回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival)にも特別招待されています。

  9. Miss ZOMBIE
  10. これもなぜか近年定番になりつつある「怪奇系」。昨年は今村昌平監督の『人間蒸発(A Man Vanishes)』(1967)でしたが、今年は『Miss ZOMBIE』という、SABU 監督の映画が選ばれました。

    この作品は、第18回釜山国際映画祭(Busan International Film Festival)の『A Window on Asian Cinema』部門に正式出品されています。

個人的には、「観たい邦画リスト」に入っている『永遠のO』とか来ないかな〜と思っていたのですが、外国語映画の上映作品一覧は基本的に世界の映画祭に出品されたものの中から選ばれるので、「日本では話題になったけれども世界の映画祭には出品されていない作品」が選ばれるのは難しいみたいです・・・

上記の作品リストの中で私がもっとも観たいと思っているのは、『小さなおうち』。今週日曜に最後の上映が行われるので、なんとかスケジュールを調整できたらと思います!