ジェブ・ブッシュの大統領選出馬表明動画で耳にした「on the verge of」の意味とは?

以前『ヒラリー・クリントンの大統領選出馬表明動画で耳にした「優勝者」ではない「champion」の意味とは?』という記事を書きましたが、今週月曜日、ジェブ・ブッシュさんも共和党から大統領選へ向けて正式出馬表明しました。

ジェブ・ブッシュさんもヒラリー・クリントンさんと同じく出馬表明に合わせて動画を公開していたので、さっそく観てみると、”I see a great country on the verge of its greatest century and I’m ready to lead.”(0:52)と言っていました。

ポイント

“on the verge of” は「〜になりそうな」という意味です。

on the verge (of) | Cambridge Dictionaries (American English)

on the verge (of) [also to the verge of]: If you are on the verge of something or come to the verge of something, you are very near to experiencing it

(もう少しで経験する手前の状態を表すんですね。)

つまりブッシュさんは、「私には素晴らしい時代を謳歌しつつある素晴らしい国の姿が見えます。そして私はそれを導いていけます」と語っていたのでした。

補足

ニューズウィーク誌(@newsweek)の記事『Jeb Bush: All You Need To Know』に、ジェブ・ブッシュさんのことがいろいろまとめられていて読みやすかったので、そこからジェブ・ブッシュさんの大統領選候補としての利点とハンデを見てみました。

  1. ○ 知名度と人脈に恵まれている
  2. 「ブッシュ」家の一員であることによって、ジェブさんは知名度と人脈にかなり恵まれています。知名度と人脈があれば資金も集めやすく、実際すでにジェブさんは他の共和党候補よりも多額の資金集めに成功しています。

  3. × 世間が「ブッシュ」を求めない
  4. 母ブッシュことバーバラ(Barbara)さんですら、2年前に “We’ve had enough Bushes(もうブッシュは十分)” と発言していた(via Today)ので、他にも同じように考えている人は多いかもしれません。ただしバーバラさんはその翌年、「もうブッシュは十分」発言を訂正しました。

  5. × 兄ブッシュのイメージが拭えない
  6. ジェブ・ブッシュさんにとっての最大のハンデは、やはり兄ブッシュさんかもしれません。先月も、2003年のイラク戦争に対するジェブさんの発言が波紋を呼び、軌道修正する出来事がありました。

    2016年の米大統領選で共和党の有力候補と目されているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が12日、ラジオに出演し、イラク戦争では「過ちが犯された」と発言した。2003年に兄のジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)が命じた対イラク開戦を支持したと受け取られて波紋を呼んだ、週末の発言の軌道修正に乗り出したとみられている。

    ジェブ・ブッシュ氏は、10日に放送されたフォックス・ニュースのインタビューで、自分が大統領だったらイラクへの侵攻を指示していただろうと述べた。

    via ジェブ・ブッシュ氏「イラク戦争に過ち」、発言を軌道修正 | ワールド | Reuters

  7. ○ ヒスパニック層からの支持が強い
  8. ジェブ・ブッシュさんの妻コルンバ(Columba)さんはメキシコ人。2人が出会ったのはメキシコで、当時ジェブさんは高校留学中だったそうです。ジェブさんは大学時代の専攻もラテン・アメリカで、メキシコ以外にベネズエラに住んでいた経験もあります。1998年にフロリダ選に勝利した時は、ヒスパニック票の61%を獲得していました。

    ただし、ジェブ・ブッシュさんのいるフロリダ州には、マルコ・ルビオ(@marcorubio)上院議員もいます。2週間前の世論調査では、ほぼ互角ながら僅差でルビオ上院議員の方が支持率を上回っていました。

    CNNと世論調査機関のORCが今週、共同で実施した世論調査では、ルビオ上院議員の支持率は14%で第1位となった。
    ブッシュ氏の支持率は13%で2位だったが、事実上ほぼ互角の争い。他にはやはり有力候補と目されるウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事や、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事が10%程度の支持を得ている。

    via CNN.co.jp : ジェブ・ブッシュ氏が大統領選出馬を正式表明へ – (1/2)

    ルビオ上院議員もキューバ系でヒスパニック系の支持は厚く、大統領に選ばれれば初の「キューバ系大統領」となります。

    来年2月に始まる予備選・党員集会では、7月の党大会に送り込む代議員(計2470人)の獲得数が争われ、過半数の1236人を得た者が本選へ進む。同州はカリフォルニア(172人)、テキサス(155人)に次ぐ99人の大票田。しかも勝者総取りで、選択が注目される。

    via 【米次期大統領選】ブッシュVSルビオ…注目、フロリダの選択 (1/3ページ) – 産経ニュース

そんな中、16日にまたしてももう一人、共和党から大統領出馬宣言をした人が出てきました。その名も、「不動産王」ことドナルド・トランプ(@realdonaldtrump)さん。

彼について書き出すとまた長くなりそうなので、明日に回したいと思います。

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