世界で愛された日本の経営者!故・任天堂岩田聡社長に見る卓越したコミュニケーション力とは?

今月、全世界を駆け巡った、任天堂岩田聡元社長の訃報。

シアトルにある任天堂 USA 本社前にも、たくさんの花が寄せられました。

岩田氏は2002年に、任天堂の舵取りを任された。1889年の設立以降4代目の社長で、創業者の山内家の出身ではない唯一の社長だった。

岩田氏は、ゲーム業界では異色の存在だった。ゲームのプログラマーとしての経歴をもつ会社社長だったのだ。80年代前半、大学卒業後すぐに、東京に拠点を置く開発会社のHAL研究所に入社し、直後からプログラマーとしての仕事を開始。「バルーンファイト」や「星のカービィ」シリーズなどで、任天堂の古典的ゲームの制作に携わった。

任天堂のトップに立った後、岩田氏は会社の運命を大転換させ、数年後には「ニンテンドーDS」や「Wii」といったコンソール機などを発表し、非常に大きな成功を遂げた

via 任天堂を率いた岩田聡、55歳の死 « WIRED.jp

岩田さんはビジネス手腕もさることながら、その素晴らしい人格も広く讃えられています。東洋経済(@Toyokeizai)は岩田さんを、日本人社長の中でも稀に見る「世界に愛された社長」と評していました。

盛田昭夫、松下幸之助、本田宗一郎、安藤百福など、世界から尊敬された経営者は日本にも多くいた。しかし、これほど「世界に愛された経営者」はいただろうか。彼を「世界で最も愛された経営者」の一人にしたのは、トップとして、ゲーム開発者としての天才的な資質はもちろん、ゲームに対する深い愛情と献身、優れた人格、そして何よりそのずば抜けたコミュニケーション力だった、といえるだろう。

via 任天堂「岩田聡の死」を世界が深く悲しむ理由 | 「コミュ力」は鍛えられる! | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

この「ずば抜けたコミュニケーション力」が伺える動画をいくつかピックアップしてみました。

  1. 2015年 E3 で発表されたマペット動画
  2. E3 は “Electronic Entertainment Expo” の略で、北米で開催される世界最大のビデオゲームの展示会のこと。任天堂は今年、岩田さんとマリオの生みの親・宮本茂さん、そして任天堂 USA のレジー・フィザメイ(Reggie Fils-Aime)社長の3人がマペットになるというネタを繰り広げて話題になりました。

  3. Nintendo Direct(英語)
  4. マペット動画で岩田さんが見せているダチョウ倶楽部さんのような “決めポーズ” は、”Nintendo Direct” での “決めゼリフ” である “directly” を発する時のポーズです。

  5. Nintendo Direct(日本語)
  6. ちなみに日本語バージョンでは「直接」と言って例のポーズを見せてはりました。

  7. 開封の儀
  8. 「開封の儀」は英語で “unboxing” と言われますが、これも岩田さん自ら実践。日本語でも英語でも、岩田さんは話すペースがゆったりしていて聞きやすいです。

    開封した後は、レジー社長とチャットのデモもしてはりました。

  9. Nintendo 3DS 予告
  10. 岩田さんと宮本茂さんとレジー社長のコンビネタはけっこう定番で、この Nintendo 3DS の予告も見ていて楽しいです。

  11. Super Smash Bros. 4 予告
  12. 『Super Smash Bros. 4』の予告では、岩田さんがレジー社長とリアルスマッシュ対決してはりました。めちゃ笑えます。

  13. 社長が訊く(Iwata Asks)
  14. 岩田さんが自ら社員にゲームのことを尋ねる『社長が訊く』も人気コンテンツ。インタビューは日本語で行われていますが、英語、スペイン語、フランス語に翻訳されています。

とにかくユーザに「直接」語り続けていた岩田さん。岩田さんの親しみやすさがそのまま任天堂の親しみやすさとなり、「世代を超えて楽しめるゲーム会社」の地位を不動にしたように感じます。

インターネットも岩田さんへのトリビュートで溢れ、私のまわりでも以下の画像を Facebook に投稿している人がいました。

岩田さん自身が本当にゲームを愛していたからこそ、岩田さんも愛されたのかもしれません。

ご冥福をお祈りいたします。

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“岩田聡さんのコンテンツ。 – ほぼ日刊イトイ新聞”