イギリスのドキュメンタリー番組『7 Up』で耳にした「glimpse」の意味とは?

私は映画が好きですが、特に好きなジャンルはドキュメンタリー系とスリラー。ドキュメンタリー系は、実話に基づいた作品も含めます。

先日も、私がブログを書いている間にジェガーさんが一人で観ていたドキュメンタリー作品がめちゃ面白そうだったので、つい一緒に観てしまいました。

ジェガーさんが観ていたのは、『7 Up』(1964)。イギリスで放映されたドキュメンタリー番組で、さまざまな階級出身の7歳児14人にインタビューをするという企画です。

以下の YouTube で全編観られますが、観ていると “glimpse” という単語が2回出てきました。

We brought these children together because we wanted a glimpse of England in the year 2000. (1:36)

This has been a glimpse of Britain’s future.(38:49)

ポイント

“glimpse” は「ちらっと見ること」という意味です。動詞でも使われます。

glimpse | Cambridge Dictionaries (American English)

glimpse: a brief look at someone or something

(人にも物事にも使われます!)

つまり前半は「私たちは西暦2000年のイギリスを垣間見たいと思い、これらの子どもたちを集めた」、そして後半は「これが、イギリスの将来の片鱗です」と語っていたのでした。

補足

というわけで、いったいどういう14人が紹介されていたのか、ご紹介したいと思います。以下、太字が登場人物です。

  1. ジャッキー
  2. ロンドン東部の労働者階級出身。リンスーと同じ小学校に通う。

  3. ニコラス
  4. ヨークシャーデールズ(Yorkshire Dales)の村出身。毎日4マイル歩いて登校する。

  5. ニール
  6. リヴァプール(Liverpool)郊外出身。ペーターと同じ小学校に通う。

  7. トニー
  8. ロンドン東端にある学校に通う。ミシェルという女の子と仲良し。

  9. ジョン
  10. ロンドンの裕福なケンジントン(Kensington)地区にある学校に通う。同級生のチャールズアンドリューと仲良し。

  11. ポール
  12. サイモンと共に慈善学校に通う。

  13. サイモン
  14. 番組で紹介される子どもの中で唯一の混血児。

  15. ブルース
  16. 両親から離れて私立の寄宿学校に通う。

  17. スージー
  18. 番組で紹介される女の子の中で唯一裕福なバックグラウンドを持つ。

これらの子どもたちにいろいろな質問をしていくのですが、答えが異なるのはもちろん、答え方や態度なども全然違っていて、とても興味深いです。

授業の内容もばらばらなら、放課後の過ごし方もさまざま。そういう日々の積み重ねが、同じ7年の歴史に大きな影響を与えていることがわかります。

番組の最初と最後には、”Give me a child until he is seven and I will give you the man.(7歳までに人はつくられる)” という、フランシスコ・ザビエル(Francis Xavier)さんの言葉が引用されていました。

が、実はこの番組、これで終わるわけではありません。なんと7年後に、14歳に成長した同じ子どもたちにインタビューする『7 Plus Seven』が制作されました。

その後も7年ごとに同じプロジェクトが続けられ、現在『56 Up』まで制作されています。

最初の『7 Up』の制作から関わっているマイケル・アプテッド(Michael Apted)さんが『7 Plus Seven』以降全作を監督していて、1999年には『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(The World Is Not Enough)』も監督。

ジェガーさんと私は『7 Plus Seven』までしかまだ観ていませんが、『56 Up』まで観たら、また感想を書きたいと思います。