スラングでよく使われる「FTW」の意味とは?

以前『スマホアプリ『ねこあつめ』に関する海外記事で目にした「check in on」の意味とは?』という記事を書きましたが、その後 ITmedia ニュース(@itmedia_news)でも海外での『ねこあつめ』の人気ぶりが取り上げられて話題になったようです。

この記事に以下のくだりがあるのですが、「図書館員の間で人気を集めている」というのが面白いです。

米国の図書館員の間で人気を集めていることは日本でも話題になった。ニューヨーク市立大学クイーンズ校の図書館員が、日本語が分からなくても簡単に操作を理解できるユーザーインタフェースに感心し、「学生がデータベースや図書館の資料を扱う際も、同じような感じでできないだろうか」などとブログにつづっている

via 「ねこあつめ」海外で人気 日本語版しかないのに3~4割が海外から 「日本ローカルネタ多くて恐縮」と開発会社 (1/2) – ITmedia ニュース

Twitter で彼らの実際のやりとりがまとめられているページを教えていただいたので、さっそく読んでみました!

すると、”FTW” という表現が気になりました。

ポイント

“FTW” は “for the win” の略です。カジュアルによく使われています。

for the win | Dictionary.com

for the win: [slang] used to express enthusiasm for someone or something that is very good, likely to succeed, etc.

(興奮を強調する時に使われるんですね。ただし文脈によっては皮肉的に使われることもあります!)

つまり先ほどのツイートは、「スマホネコ最高!たぶん重要な鍵は食べもの。ピンクの器は8時間、黄色の器は6時間、それ以外の器は3時間持つらしい(子どもの調査結果)」と書かれていたのでした。

ねこあつめのネコが “phone cats” と呼ばれているのも面白いです!

補足

というわけで、この図書館員たちのやりとりがすごく面白いので、会話をつまみ食いしてみたいと思います。

もともとはマウラさんという、ニューヨーク・シティ・カレッジ・オブ・テクノロジー(New York City College of Technology)の図書館長が『ねこあつめ』を開始し、今年の4月に Twitter で報告。興奮有り余っているのか、打ち間違いが目立ってはりますが、”ehrmagehrd” は “emerged”、”kitteh” は “kitten” のタイポ(typo)と思われます。

その後、友達が仲間入り。彼女も興奮が有り余っているのか、『ねこあつめ』が『ねこあかね』になっています。

そのやりとりを見た別の図書館員も興味深々。

そのケリーさんが、その後ブログを書きます。

これがまた面白くて、図書館員が書いているので、感想が図書館のデータベースシステムに向かっています。

Despite this pitfall (for those of us that do not speak Japanese) the game is easy to learn after completing a short & very clear tutorial. I then spent less than 5 minutes randomly clicking buttons to discover their purpose, and I had it. Despite the language barrier, I feel that I have a good relationship with my phone cats.

So, is it obvious now where I’m going with this…? THIS IS EXACTLY HOW LIBRARY DATABASES SHOULD WORK FOR OUR USERS. There shouldn’t be such a steep learning curve in order to implement a new resource or a discovery layer, like Primo or Summon. There shouldn’t be so much reluctance to just TRY.

Maybe it’s a design issue, or maybe its that library databases need more phone cats, or that there’s not enough incintive to move past initial barriers or to try again when a search doesn’t work. Maybe as a database administrator I should change the default language from English to Japanese and then see if usage, or even interest, increases.

(この落とし穴〔日本語を話さない私たちにとっては〕にも関わらず、短くて非常にわかりやすいチュートリアルを終えればゲームはすごく覚えやすい。私は5分足らず適当にボタンを押しまくって、目的を心得た。言語の壁があっても、私はスマホネコといい関係を築いていると思う。

さて、ここから私が何を言いたいか・・・?これこそ図書館のデータベースがユーザにとってあるべき姿であるということ!PrimoSummon のような新しいリソースやディスカバリーサービスを取り入れる際、急なラーニングカーブは好ましくない。「やってみる」ということに心のハードルはあまりいらない。

たぶんデザインの問題なのかもしれないし、図書館データベースはもっとスマホネコが必要なのかもしれないし、最初のハードルを超えるための、あるいは検索が機能しない時にもう一度試みるための仕掛けが十分ではないのかもしれない。データベースの管理者としては、基本言語を英語から日本語にして、使いやすさや興味が高まるかどうかを見てみたら良いかも。)

via phone cats | kelly, librarian

すると、そのブログを読んだ図書館員たちがまた仲間入り。

でも中には『ねこあつめ』の独特な遊び方に慣れず、ギブアップする図書館員も。

この反応を見てケリーさんは「ああ、私の主張が・・・!」となりますが、ギブアップしたミーガンさんは、ギブアップの理由が「これまでねこあつめのようなゲームを経験したことがなかったから」とし、似たような経験があればスムーズに慣れられるのでは、という仮説を展開。

すると他の図書館員も「どうして学生はキーボードで複雑なゲーム操作ができるのに、検索はできないんだ」と疑問を提示し、議論はさらに高度に。

以下の「両者の違いは結果に付随する楽しさの違い」という結論はまさに真理を突いているように思います。

するとなんと、一度ギブアップしたミーガンさんが奇跡のカムバック!


このツイートに使われている “FWIW” は “for what it’s worth” の略で、「ご参考までに」という意味です。

for what it’s worth | Cambridge Dictionaries (American English)

for what it’s worth: said when you are giving someone a piece of information and you are not certain if that information is useful or important

(情報を提示するけれどもその情報が役立つか重要か定かではない時に使われるんですね!)

つまりミーガンさんは「参考までに、再ダウンロードしてウェブサイトで遊び方を見つけたら、今ネコあつめるのが楽しい」と書いていたのでした。

これにはケリーさんも(私も)びっくり!

ちなみに私はネコをある程度集めたものの、レアネコがなかなか呼べなくて、最近はちょっと放ったらかしになっていました。

ところが職場で「ねこあつめがアップデートして、レアネコがまた3匹増えた」と教えてもらい、数日前から再開。夏用グッズも増えたそうです。

私が休んでいる間に冒頭のマウラさんにも置いて行かれた感があるので、私もまたしばらくねこあつめに励みます!

-ねこあつめ-

(2015.06.21時点)
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メッセージをいただいたおかげで、ねこあつめがまた楽しくなりそうです。@widtaria さん、この場をお借りして改めてお礼申し上げます!

他にも、気になることや質問があれば、お気軽にメールTwitterFacebook でコメントください。興味深いものはぜひブログでも取り上げたいと思います!– Riho

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