サッカー米代表コーチが手紙に描いた「excuse someone from work」の意味とは?

今週、『意外に難しい!?「悔しい」は英語で何と言う?』という記事で・・・

ちなみに、アメリカの決勝トーナメント出場を決定付ける次の対ドイツ戦は、私のいるところでは6月26日(木)午前9時から開始予定。東海岸は正午開始なので、またアメリカが盛り上がりそうです。

via 意外に難しい!?「悔しい」は英語で何と言う? | ツカウエイゴ

と書きましたが、その対ドイツ戦を前に、サッカー米代表の公式 Twitter アカウントが面白いツイートを発信していました。対ドイツ戦が平日だったため、仕事を休んで試合を観戦しても良いよう、ユルゲン・クリンスマン(Jürgen Klinsmann)監督自ら会社の上司に手紙をしたためたというのです。

さっそく読んでみると、”Please excuse ______ from work on Thursday, June 26th.” と書かれていたのが気になりました。

ポイント

“excuse someone from something” は「〜を〜から免除する」という意味です。

excuse | Macmillan Dictionary

  1. to forgive someone for something bad that they have done, especially something that is not very serious
  2. to provide a reason or explanation for something bad that someone has done, in order to make it seem less bad
  3. [OFTEN PASSIVE] to give someone permission not to do something that they usually have to do
    • to give someone permission to leave

(通常するべきことをしない許可を与える、という意味なんですね。)

この場合は「仕事」に使われているので、ユルゲン監督は「6月26日の木曜日は○○さんに仕事を休ませてあげてください」と書いていたのでした。

補足

ロイター通信によると、この手紙の書き方は「医師の診断書」スタイルに則っているそうです。

米国はドイツを相手に引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。ただ、試合は米国東部時間の昼に開催される。そのため、クリンスマン監督は「医師の診断書」のスタイルで手紙を執筆。「今回仕事を休むことで、生産性が低下することは理解している。しかし、大切な目的があっての休みだということは保証する」と手書きでつづった。

さらに同監督は「米国は大事なドイツ戦を迎える。次のラウンドに進むためには国全体のサポートが必要だ」とし、雇用者に対しては「良き指導者として振る舞うべきで、あなたも休みを取るべきだ。頑張れUSA!」と訴えた。

via W杯の米国代表監督、ファンにドイツ戦は「仕事休んで応援を」 | 世界のこぼれ話 | Reuters

このツイートに対し、ユルゲン監督も「ジャージ着用をお忘れなく!」とコメント。何気に #businessattire(ビジネスの服装)というハッシュタグが付いていて、めちゃ笑えます。


実際何人がこの手紙を利用したのかはわかりませんが、ニューヨーク市長はこの手紙に感化され、なんとニューヨークで働く全ての従業員のランチ時間を1時間延長しても良いと発表。


シカゴでは、サポーターの海が広がりました。


結局アメリカは強豪ドイツに0対1で負けたのですが、得失点差でポルトガルを上回って2位となり、決勝トーナメントに進出することが決定。

その夜、エンパイア・ステート・ビルディングは USA カラーに染まりました。


もはやアメリカ、サッカーに夢中です。Google もアメリカが「ワールド・カップ・クレイジー」であることを公式認定。


アメリカは7月1日(火)午後4時(東海岸)&午後1時(西海岸)に、決勝トーナメント1回戦でベルギーと対決する予定。またみんな休むのでしょうか。