SF スリラー映画『Time Lapse』の製作映像で耳にした「diagram」の意味とは?

先月下旬から、こちらで開催中の国際映画祭(Seattle International Film Festival)に連日振り回されている私。5月末のメモリアル・デー(Memorial Day)の3連休には、疲れがどっと出てぶっ倒れていました。



そのため、今のところ私が観た映画は3本に留まっていますが、ジェガーさんはほぼ毎日1本観ているので、10本以上は確実に観てはると思います。それでも今のところ2人が観て最も良かった映画は同じ。それは、SF スリラーの『Time Lapse』。

“time lapse” というのは「低速度撮影」という意味で、一定の場所で写真を撮り続ける撮影技法のことです。ただし、この映画の中で低速度撮影するカメラが映し出すのは、24時間後の未来。

カメラはバカでかくて、持ち歩くことはできません。部屋の中に固定されていて、3人の若者が住んでいるアパートの一室のみを映し出します。毎晩8時に撮影される設定になっているので、8時になると自動的に「そのアパートの一室で翌日の午後8時に何が起こっているか」がわかるという仕組み。めっちゃ怖いです。そんなめっちゃ怖いカメラの存在に当人たちが偶然気づき、さらに怖いことになっていきます。

こういう映画を観ると私はいつも、「この複雑な時間軸をどうやって撮影するんだろう」と不思議に思うのですが、この映画についていろいろ調べていたところ、製作過程を映したビデオを発見しました。

さっそく観てみると、脚本も手がけた監督が

So these are diagrams showing where–basically, they find the camera that takes a picture into the future of 24 hours–and these are diagrams showing how it works. (0:23)

と言っていました。

ポイント

“diagram” は「図表」という意味です。

diagram | Merriam-Webster Dictionary

  1. a graphic design that explains rather than represents; especially : a drawing that shows arrangement and relations (as of parts)
  2. a line drawing made for mathematical or scientific purposes

(2. は「図形」という意味ですね!)

つまり監督は「これらが図表で・・・基本的に、彼らが24時間後の未来を映し出すカメラを発見するんですが、これらがその仕組みを示した表となっています」と言っていたのでした。確かにこんな風にしないと、あの映画は撮影するのが難しそうな気がしますが、図表の作り方が映画の1シーンみたいでめちゃかっこいいです。

補足

『Time Lapse』を観た時に私が真っ先に思い出したのは、私の最も好きな映画の一つである、クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督の映画『メメント(Memento)』(2000)でした。

この映画を映画館で観た時の衝撃はいまだに忘れられません。私を映画好きにさせてくれた一本です。

ただ、『メメント』は「記憶」がテーマで、SF ではありません。SF スリラーと言えば、忘れてはならないのが2004年に登場した『プライマー(Primer)』。これも衝撃的でした。同年のサンダンス映画祭で審査員賞を受賞した作品です。

下のインタビュー映像でも、監督とプロデューサーが『Time Lapse』製作に影響を与えた映画について話していましたが、やはり『Primer』の名が挙がっています。

それに加えて挙がっていたのが、2003年の映画『タイムライン(Timeline)』と2007年のスペイン映画『Timecrimes』。


1995年の『12モンキーズ(12 Monkeys)』も登場していました。

私は『12モンキーズ』はまだ未見だったので、速攻 Netflix でリストに追加。一方、ジェガーさんは『Timecrimes』をリストに追加してはりました。

今はジェガーさんも私も映画祭でいっぱいいっぱいなので、映画祭が終わって落ち着いたら、家でゆっくりくつろぎながら観たいと思います。