ボルティモアでの暴動に関するニュースで耳にした「curfew」の意味とは?

今週、アメリカではまたも暴動が起こりました。今度はメリーランド州ボルティモア(Baltimore)。ニュースをチェックしていると、”curfew” という単語を何度も耳にしました。

下の動画にも何度も出てきています。

ポイント

“curfew” は「外出禁止令」という意味です。

curfew | Cambridge Dictionaries (American English)

curfew: a rule that some or all people must stay off the streets during particular hours, used esp. to maintain peace during a period of violence

(特に暴動中に平和を維持する目的で、一定期間中出歩くことを禁止するという規則のことなんですね。)

つまりトップの動画では、ボルティモア市長が外出禁止令を発令していたのでした。午後10時から午前5時までの間の外出を1週間禁止すると発表しています。

補足

この暴動、きっかけはフレディ・グレイ(Freddie Gray)という25歳の若者の死。彼は今月警察に逮捕された際に脊髄を損傷し、拘留中に死亡していました。27日にその葬儀が行われた後、抗議していた住民の一部が暴徒化し、非常事態宣言に至ったとされています。

上記のビデオでも語られていますが、今回の件は、昨年から続く「黒人一般市民 VS 白人警察官(Black and White)」の構図を完全に受け継ぐものではありません。

ボルティモアは市長(mayor)・警察本部長(police commissioner)ともにアフリカ系アメリカ人。警察官全体においても、アフリカ系アメリカ人が41%を占めます。

黒人警察官が黒人一般市民に暴力を加える様子も記録されており、「黒人一般市民 VS 白人警察官(Black and White)」の構図が「一般市民 VS 警官(Black and Blue)」に広がりつつあることが示唆されています。

一方で、ボルティモア市内の格差問題も露になっています。2013年の調べでは、同じ若者でも人種間で収入や失業率などに大きな差が出ていました。

フレディ・グレイさんの家庭も経済的に苦労していたことがわかっています。

このボルティモアの暴動を受け、デモは現在全米各地に拡大中。

毎年デモが繰り広げられる5月1日のメーデー(May Day)も、ひどくならないことを願うばかりです。