大企業で増加中!?インド出身 CEO について書かれた記事で目にした「appointment」の意味とは?

昨日『マイクロソフトが過去最大のリストラ実施!のニュースで耳にした「workforce」の意味とは?』という記事で、マイクロソフトの CEO であるサティア・ナデラ(@satyanadella)さんのビデオを紹介しましたが・・・



ナデラさんはアメリカ出身ではありません。英語にアクセントがあるのがわかるでしょうか。ナデラさんは、インド出身です。

そういえば、他にも大企業にインド出身の CEO いた気がするな〜と思って、いろいろ記事を見ていたところ、Yahoo! Finance にまとめられていました。

たとえば、ペプシコ(PepsiCo)の CEO、インドラ・ヌーイ(Indra Nooyi)さん。

アドビAdobe)の CEO、シャンタヌ・ナラヤン(Shantanu Narayen)さん。
Adobe CEO Shantanu Narayen.jpg

(”Adobe CEO Shantanu Narayen” by Jolie O’DellFlickr: Adobe CEO Shantanu Narayen. Licensed under CC BY 2.0 via Wikimedia Commons.)

ドイツ銀行Deutsche Bank)の共同 CEO、アンシュ・ジェイン(Anshu Jain)さん。

マスターカードMasterCard)の CEO のアジェイ・バンガ(Ajay Banga)さんもインド出身です。

これは偶然なのか、それとも何か意味があるのか、気になってさらにいろいろ読んでいると、『どうしてマイクロソフトも誰もかもインド人 CEO が好きなのか(Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs | Bloomberg View)』という記事を発見。今年の2月に書かれたものですが、さっそく読んでみると、「appointment」という単語が2回出てきました。

With the appointment of Satya Nadella as chief executive officer, Microsoft has joined a growing club of multinational corporations run by Indian-born managers.

via Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs – Bloomberg View

Nooyi joined Pepsi in 1994, Jain took his first job at Deutsche Bank a year later, Menezes has been with Diageo since 1997, Narayen was hired by Adobe in 1998, and Nadella’s appointment crowns a 22-year career with Microsoft.

via Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs – Bloomberg View

ポイント

“appointment” はこの場合、「任命」という意味で使われています。役職関連のニュースではよく見聞きします。

appointment | Your Dictionary

  1. The definition of appointment means the act of choosing a person for a position or the process of giving the person that position.
  2. Appointment is defined as a meeting set at a specific time.

(2. は「約束」「予約」という意味ですね!)

つまり一文目は「マイクロソフトも CEO にサティア・ナデラを指名したことで、増えつつあるインド出身経営者率いる多国籍企業の仲間入りを果たした」、そして二文目は「ヌーイがペプシに入ったのは1994年、ジェインがドイツ銀行に就職したのは翌年、メネセスは1997年からディアジオに務めているし、ナラヤンがアドビに雇われたのも1998年だ。ナデラの任命は、マイクロソフト勤続22年の上に成り立っている」と書かれていたのでした。

補足

今年の2月と言えば、ナデラさんがマイクロソフトの CEO に就任した頃です。すでにその頃には上記に挙げたようなインド出身の CEO が何人もいて、記事ではまず彼らの共通点について触れられていました。

At least three — Nadella, Adobe CEO Shantanu Narayen and Prem Watsa, who runs Fairfax Financial, the would-be savior of Blackberry — went to the same public school in Hyderabad, which experienced a technological boom around the turn of the century that included the establishment of Microsoft’s first development center outside the U.S. By the time the boom developed, however, all three were long gone from their hometown.

(少なくとも、ナデラとアドビ CEO のシャンタヌ・ナラヤン、ブラックベリーの救世主を望むフェアファックス・ファイナンシャルの経営者プレム・ワトサの3人は、ハイデラバードの同じ公立学校に通っていた。ハイデラバードは、世紀の変わり目にテクノロジー・ブームを経験し、マイクロソフトがアメリカ国外に初めて開発センターを設けた土地でもある。といっても、ブームが起きるずっと前に、3人とも故郷を離れていたが。)

via Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs – Bloomberg View

ペプシコのヌーイさんと、マスターカードのアジェイ・バンガさん、ディアジオDiageo)のイヴァン・メネセス(Ivan Menezes)さんは、インド政府が1960年代に経営エリートを輩出するために創設したビジネススクール『Indian Institutes of Management』の卒業生です。

According to research from St. Gallen University in Switzerland, Indian executives are inclined toward participative management and building meaningful relationships with subordinates. “The leadership style traditionally employed in India fostered an emotional bond between superiors and subordinates,” the 2004 study said. “The feeling that the company genuinely cares for its employees, provided a strong bond of loyalty that went beyond financial rewards.”

(スイスのザンクトガレン大学の調査によると、インド人エグゼクティブは、参加型マネジメントや部下たちとの有意義な関係構築を好む傾向があるという。「インドのリーダーシップは伝統的に、上下の人間関係の間に感情の絆を育んできた」と、2004年のその調査は示す。「会社が本当に従業員を気にかけているという気持ちは、金銭的報酬よりも強い忠誠心を生んだのだ。」)

via Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs – Bloomberg View

記事にはさらにこう書かれていました。

Perhaps most importantly, the Indian managers get to the top because they persevere. Most of those I mentioned had the patience to rise through the ranks at their companies, learning their business thoroughly from every angle. Nooyi joined Pepsi in 1994, Jain took his first job at Deutsche Bank a year later, Menezes has been with Diageo since 1997, Narayen was hired by Adobe in 1998, and Nadella’s appointment crowns a 22-year career with Microsoft.

(おそらくもっと重要なのは、インド人がトップに立つのは彼らが粘り強いからというのもある。これまで挙げてきた人物の多くは、会社の中で辛抱強く出世街道を歩み、あらゆる角度からビジネスを徹底的に学んできた。ヌーイがペプシに入ったのは1994年、ジェインがドイツ銀行に就職したのは1995年、メネセスは1997年からディアジオに務めているし、ナラヤンがアドビに雇われたのも1998年だ。ナデラの任命は、マイクロソフト勤続22年の上に成り立っている。)

via Why Microsoft and Everyone Else Loves Indian CEOs – Bloomberg View

インド人 CEO のそれぞれの詳しいプロフィールは最初に紹介した Yahoo! ファイナンスの記事に載っていますが、皆さん本当にエリートです。

ちなみに、マイクロソフト CEO と言えば、私の参加している SIJP(Seattle IT Japanese Professionals)が8月4日に、元日本マイクロソフト CEO で慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構教授である古川享(@SamFURUKAWA)さんの講演会を緊急開催します。

古川さんも、すごい方です。私も参加する予定なので、またレポートします!