事件記事などでよく目にする「allegedly」の意味とは?

Uber』というサービスをご存知でしょうか。スマートフォンのアプリでハイヤーを配車できるサービスで、2009年にサンフランシスコで始まり、私のいるところでは2011年8月にサービスを開始しました。

Uber

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日本にも今年の3月に本上陸。

その『Uber』が今、アメリカで少々問題になっています。問題があるのは主に運転手なんですが、事故を起こしたり、利用者に暴力や暴行を働いたりする事件がちらほら報告されているのです。

ヴァージニア州は今月、Uber と類似サービス Lyft にサービス停止を言い渡しました。同じタイミングでコロラド州も、全米で初めてこの2社のサービスを公式規制する法案を可決。

私はまだ Uber を利用したことはないのですが、ちょっと気になったので、ABC News に出ていた『Uber を安全に利用するために』という記事を読んでみました。

すると、”allegedly” という単語を目にしました。

Los Angeles police arrested an Uber driver on Tuesday for allegedly kidnapping a woman with the purpose of sexual assault, the same day another Uber driver in San Francisco was charged with punching a passenger.

via How to Stay Safe When Riding With Uber – ABC News

ポイント

“allegedly” は「供述によると」という意味です。事件記事などでよく目にします。

allegedly | Macmillan Dictionary

allegedly: if someone allegedly does something, another person says that they have done it, even though this has not been proved

(事実かどうかははっきりしないけれども、本人とは別の人が供述するところによると、という意味なんですね!)

つまり記事には、「ロサンゼルス警察は火曜日、性的暴行目的で女性を誘拐したとされる Uber の運転手を逮捕した。同日にはサンフランシスコでも、別の Uber 運転手が乗客を殴った罪に問われている」と書かれていたのでした。

記事の最初の方で紹介した The Daily Beast の記事『More Bad News for Uber: Driver Arrested in Los Angeles Rape Case』にも、”allegedly” という言葉が2回登場しています!

補足

というわけでまず Uber の仕組みなんですが、アメリカの Uber には主に UberX と UberBlack という2つのプランが用意されています。

UberX は車と運転免許を持っている一般市民が運転してくれる低価格プラン。一方、UberBlack は市から認可を受けた運転手が運転するプランで、値段は少々お高めです。

There are several levels of Uber drivers — the cheapest, UberX, is made of everyday citizens with a car and a driver’s license, while UberBlack, the company’s original service, consists of certified chauffeurs who have been licensed by the city, and is slightly more expensive.

via How to Stay Safe When Riding With Uber – ABC News

Uber の公式サイトによると、UberX の運転手は最低21歳以上(市によっては23歳以上)で、自前の保険と、中型あるいは4ドアフルサイズのコンディション良好な車を持っていることが条件だそう。Lyft も似たような条件みたいです。

ただし、UberX の運転手は市から認可を受けていないため、おそらく身元調査(background check)の義務を課せられていないのではないかと推察します。アメリカでは、仕事に就く時にはたいてい身元調査を求められるものですが、こういう「シェアリング」サービスとなると、境界線があやふやになるのかもしれません。

そこで記事では、「もしもの時に自分の身を守る手段」として、アプリの “share your ETA” 機能を活用することを勧めています。

“As soon as your ride is confirmed and the driver is on his way, you can actually input your destination into the app and share that with anyone via text message,” Kasselman said.

Pals can even watch your journey on a map in real-time, using the Uber app.

(「予約して運転手が向かい始めたら、すぐに目的地をアプリに入力してテキストで人とシェアできます」と〔Uber 広報の〕カッセルマン氏。

友だちは Uber のアプリを使って、地図上で目的地に着くまでリアルタイムで追うこともできます。)

via How to Stay Safe When Riding With Uber – ABC News

予約したら、車が見分けられるように、アプリを通して運転手の写真とナンバープレート(license plate)の番号、そして車の外観説明が送られてくるそう。頼んでいない Uber の車が来ても、決して乗り込んではいけません。

日本の場合、UberX はないので、もしかしたら冒頭で紹介したような事件はあまり起こらないかもしれませんが、外国ではちょこっと要注意です。

ちなみに、全米で初めて「ライドシェアリング・サービス」に公式規制を課したコロラド州は、運転手たちに対して損害賠償保険を携帯すること、身元調査をすること、車を検査すること、許可証を得ることなどを義務づけるそう。この動き、そのうち他州にも広がっていくかもしれません。