乳児用ライスシリアル規制の勧告で目にした「adverse」の意味とは?

早いものでジェガー Jr もまもなく生後8か月を迎えようとしていますが、6か月検診の時に驚くことがありました。「もう離乳食は始めていますか?」と聞かれ、「はい」と答えたところ、「まさかお米をあげていませんよね?」

「えっ、お粥あげてますけど・・・」
「だったらなるべくやめてください」
「!?」

聞くと、なんと今年の4月に FDA(食品医薬品局)が乳児用ライスシリアル規制の勧告を出したとのこと。ライスシリアルだけでなく、お米自体もできれば離乳食で避けてほしいとのことで、すぐプレスリリースを読んでみました。

すると、”adverse” という単語を何度か目にしました。

The FDA continues to advise all consumers to eat a well-balanced diet for good nutrition and to minimize potential adverse consequences from consuming an excess of any one food.

via Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal

The proposed limit stems from extensive testing of rice and non-rice products, a 2016 FDA risk assessment that analyzed scientific studies showing an association between adverse pregnancy outcomes and neurological effects in early life with inorganic arsenic exposure, and an evaluation of the feasibility of reducing inorganic arsenic in infant rice cereal.

via Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal

ポイント

“adverse” は「逆の」という意味で使われることが多いですが、健康状態などに使われると「有害な」「不都合な」という意味になります。

adverse | Cambridge Dictionaries (American English)

adverse: going against something, or causing harm

(何かに逆らう、あるいは害を引き起こす、という意味なんですね〜)

つまり一文目は「FDA は全消費者に対し、豊富な栄養のためにバランスの良い食事を取り、一種類の食べものを過剰に摂取することによって不都合な結果を招く恐れを最小限にするよう奨励し続ける」、そして二文目は「示された制限は、米と米以外の商品に対する広範囲に及ぶテストに基づいている。これは2016年に FDA が科学的研究を分析して行った危険評価で、発達早期に無機ヒ素にさらされることによってもたらされる好ましくない妊娠結果や神経学的影響、乳児用ライスシリアルに含まれる無機ヒ素削減の実現可能評価の関連性を示している」と書かれていたのでした。

補足

というわけで、どうやら無機ヒ素(inorganic arsenic )が懸念されているようです。

Relative to body weight, rice intake for infants, primarily through infant rice cereal, is about three times greater than for adults. Moreover, national intake data show that people consume the most rice (relative to their weight) at approximately 8 months of age.

(体重で比較すると、幼児の米の摂取量、特に幼児用ライスシリアルを通した摂取量は、大人の約3倍。さらに国の摂取量データによると、体重で比較した場合に最も米を消費しているのは生後8ヶ月の頃だという。)

via Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal

私は出産するまでアメリカの一般的な離乳食についてよく知らなかったのですが、アメリカではライスシリアルが最も一般的だそうです。

FDA は、ライスシリアルだけに頼るのではなくオート麦(oat)や大麦(barley)、マルチグレインなども取るよう勧めています。

The FDA found that inorganic arsenic exposure in infants and pregnant women can result in a child’s decreased performance on certain developmental tests that measure learning, based on epidemiological evidence including dietary exposures.

(FDA によると、幼児期や妊娠中の無機ヒ素摂取は、子どもの学習能力を測る発達テストにおけるパフォーマンスの低下につながるという。これは、食事による摂取を含む疫学上の証拠に基づいている。)

via Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal

FDA の調査によると、2014年に売り場から集められた幼児用ライスシリアルのサンプルのうち、47%が基準に引っ掛かったとのこと。ただし、そのうちのほとんどはわずかに基準値を上回る程度ということで、しばらくすればまた無機ヒ素対策が講じられた米が出回りそうです。

Rice has higher levels of inorganic arsenic than other foods, in part because as rice plants grow, the plant and grain tend to absorb arsenic from the environment more than other crops.

(米は他の食べものよりも無機ヒ素レベルが高いと言われている。他の穀類と比べて稲は栽培環境からヒ素を吸収しやすいというのも理由の一つだ。)

via Press Announcements > FDA proposes limit for inorganic arsenic in infant rice cereal

記事中でも少し触れられていましたが、ヨーロッパではアメリカよりひと足早く勧告が出たようです。

EU(欧州連合)は今年1月1日からコメに含まれる「無機ヒ素」の最大基準値を設定した。すしなどコメを使った日本食は海外でも人気だが、含まれる無機ヒ素の多さから海外でコメはリスクが高いとされる食品の一つ。スウェーデンでは昨年、乳幼児にコメを与えないように勧告した。

via 【食の安全考】玄米のとりすぎはがんになる? コメの安全性に世界が厳しい目 その真相は…(1/3ページ) – 産経ニュース

いやはや、妊娠中和食にはまって毎日米ばっかり食べていた私にとっては、かなりショックの大きい話です。日本人の食文化を否定されたような気すらします。

ただ、出産してから「母乳に良いらしい」という理由で毎朝オートミールを食べていたので、とりあえず翌日からオートミールを取り分けてブレンダーで食べやすくし、おかゆの代わりにあげるようにしました。自分の朝食の用意のついでに準備できるので、楽っちゃ楽です。

離乳食が始まる前は「離乳食はこうするべき」というような考え方にとらわれていたところもありましたが、その考えを改めさせられたことで、意外と気は楽になったかもしれません。

マイペースに離乳食進めていこうと思います。

復習

“intake” は過去にブログで取り上げました!

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